パティシエのどらかめ(@kame_okashi)です。
お菓子作りって色々と集める道具が多くてどれを買えばいいかわからないことってありますよね。
おすすめの道具とか選ぶポイントとかってあるの?
選び方を解説しつつ、ミキサーや道具、オーブンのおすすめ機種を紹介して行くね♪
数々の失敗も経て使い続けている製菓道具は、本当の意味でおすすめできるものです。
そんなわけで本記事は「【初心者必見】お菓子作りにおすすめの製菓道具をパティシエが徹底解説!」について書きました。
【製菓道具】お菓子作り初心者におすすめの基本の道具
お菓子作り道具では、ゴムベラやホイッパー以外にも必要なものやあったら便利なものはたくさんあります。
お菓子作りに必要な道具をあげるとキリがありませんが、特に以下のものは必須級と言えます。
- 基本の製菓道具(カード、ホイッパー、ゴムベラ、など)
- ハンドミキサー(卓上ミキサー)
- オーブンレンジ
- ケーキ型
本格的にお菓子作りをするならどれも必須級です!
基本的な道具からおすすめのオーブンからハンドミキサーまで、おすすめの製菓道具をパティシエ目線で個選びました。
そんなプロのおすすめする製菓道具は以下の通り。
それではひとつずつみて行きましょう!
まずは基本的な製菓道具を見ていこう!
計る部門|タニタデジタルスケール KD-320 WH
お菓子作りに使うデジタルスケールを選ぶポイントは以下の通り。
- デジタル表示のもの
- 0.1g〜3kgまで計れるもの
- 受け皿が大きいもの
お菓子作りでは、0.1g~3kgまで計量できるデジタルスケールを選ぶことが重要です。
最大重量が1kgまでの商品もありますが、風袋機能を使うとボウル分の重さが計れなくなるので、3kg計れるタイプのものがベターと言えます。
風袋機能とは?
乗せたボウルの重さを引いて材用の重さを計れる機能。
最大計量ーボウルの重さ=実際に計れる量
さらに、ベーキングパウダーやゼラチンは1g以下になることが多く、最小単位が0.1g単位のものがおすすめといえます。
計れる量で利便性が変わるので、なるべく幅が広いものがおすすめだよ♪
今回ご紹介する【タニタ KD-320 WH】は体重計でも有名な安心のタニタブランド。
0.1gのズレもなく正確に計れる上に、最大計量も3kgと多く、お菓子作りで必要十分の機能をかねそなえている機種。
さらにこの機種のおすすめポイントは、牛乳と水であればml計量できる点です。
計量カップを洗う必要がなくなり、片付けも簡単なので気軽にお菓子作りができますね♪
初心者から上級者までおすすめできるデジタルスケールですね♪
混ぜる部門|耐熱ゴムベラ タイガークラウン へら・スパチュラ
最近では100円ショップでも見かけるようになったゴムベラ。
しかし、パティシエが製菓用のゴムベラを使うのにはちゃんと意味があります。
100円ショップのゴムベラと製菓用のゴムベラを比べると以下の通りに。
まず耐熱温度ですが、ジャムを煮たりカスタードを作る時に耐熱温度が低いと溶けてしまう可能性があり、200度前後のものがベターと言えます。
さらに、見落としがちなのが持ち手の中の芯です。
比較的安価なものは、持ち手の芯が樹脂でできており、力を加えると折れてしまうことも。
その点、芯が金属の素材のものであれば、折れることはなく安心して混ぜることができます。
「200度の耐熱仕様」「芯が金属素材」「一体型」この3点があればOKだね♪
ボウル部門| 和平フレイズ ボール セット 15cm 18cm 21cm
ボウル選びをする時に1番重要なのは、ステンレス製であること。
お菓子作りでは湯煎にかけてチョコレートやバターを溶かすことも多く、熱伝導率の良いステンレス製のボウルがおすすめです。
サイズに関しては大・中・小の3種類で揃えていれば問題ないでしょう。
100円ショップでも売ってるけど、底に溝があるものは生地を混ぜにくいのでやめた方がいいかも
さらに余裕があれば、電子レンジで使えるプラスチックボウルや、ガラスボウルも1つあると便利だよね♪
泡立て部門|泡立て器(ホイッパー) 寿菓工精器 BAW02009
プロも使う【寿菓工精器 BAW02009】の特徴は軽くて丈夫、さらに手馴染みも優れている泡立て器です。
実際にお店で使っていますが、本当に使いやすくておすすめできます。
この泡立て器じゃないお店で働いたことないくらい、パティシエに愛されている泡立て器ですね♪
ただ、ひとつ注意して欲しいのが泡立て器のサイズ選びで、基本的には、ボウルの直径よりも少し大きいものを選びましょう。
その点、寿菓工精器の製品は細かいサイズ調整もできるので、あなたにピッタリな泡立て器が見つかるはずです♪
型部門|丸デコレーション型 貝印15cm底取れ式 DL-8011
お菓子作りで使う型の種類は以下の通り。
- 丸デコレーション型
- シフォン型
- パウンドケーキ型
- タルト型
- セルクル(ムースなどに使う)
いろんな型があるけど最初に買うべき型はどれなの?
作りたいお菓子にもよるけど、最も汎用性が高いのは丸デコレーション型かな♪
シフォン型ではシフォンケーキしか焼けませんし、パウンド型はパウンドケーキしか焼けません。
しかし、丸デコレーション型はチーズケーキやガトーショコラ、ショートケーキなどの人気のケーキを作れるので最初の一台には最適といえます。
クッキー型部門|かわいいクッキーの抜き型 cotta スタンプクッキー型
お菓子作り初心者の頃ってかわいいケーキ作りたくても、なかなか上手くいかないことが多いんですよね。
インスタにかわいいお菓子載せたい!
そんな時におすすめなのは可愛いクッキー型だよ♪
そんな初心者の方におすすめのクッキー型はcottaのスタンプクッキー型。
このクッキー型は2重構造になっていて、スタンプすると模様がつけられるので、子どもウケは抜群です。
公式サイトでは季節に合わせてスタンプクッキー型を購入できるのでイベントの時に大活躍してくれます。
粉ふるい部門|粉ふるい兼用ストレーナー HK10436
- キメの細かい物
- 取っ手が付いている物
- ストレーナーと一体型のもの
お菓子作りでは、粉を振るったり、生地やクリームの裏ごしはかなり重要な工程です。その為、粉ふるいはキメの細かい物を選びましょう。
またプロは粉ふるいとストレーナーを使い分けますが、家庭用であれば同じものでOKです。
粉ふるい兼ストレーナーの用途は以下の通り。
正確には、目の荒さが違うのでプロは使い分けるのですが初心者に使い分けは不要です
おうちにあるザルじゃダメなのかな?
ザルだとちょっと穴が大きすぎるかなぁ
伸ばす部門|めん棒 貝印 KAI スクレーパー リング付き
めん棒はタルトやクッキーを作る時に必須級な製菓道具です。
100円ショップなどでも購入できることもありますが、軽すぎて使いにくいのでおすすめしません。
少し重さがあるものは、均一にのばしやすいのでそちらを購入しましょう。
リング付きのものだと、均一な厚さにできるからおすすめだよ♪
デコレーション部門|口金&絞り袋 VKING 6点口金 お菓子作り用
口金はデコレーション以外にも使い道があり、最初にある程度揃えておくと何かと便利です。
お菓子作りで口金を使うタイミングは以下の通り。
- デコレーション
- シュー生地の絞り
- 絞り出しクッキー
- 型に生地を流す時(プロしかやらないかもです)
基本の口金がワンセットになってる物を一つ購入すれば、初心者の方には十分すぎるほど。
さらに、絞り袋は使いすてのビニールのものと、洗って何度でも使える布タイプがあり、ビニールの方が衛生的でおすすめです。
デコレーション部門|パレットナイフ&回転台
ショートケーキや、デコレーションケーキを作ろうと思ったら必ず必要になるのが、「パレットナイフと回転台」です。
パレットナイフでおすすめしたいのは、タイガークラウン パレットナイフ シルバー 天然木7inchです。
このパレットナイフの特徴はなんといっても手馴染みの良い天然木を使っていつつ、価格がリーズナブルな点です。
また、しなり具合も低価格のものと比べると非常によく、スムーズにデコレーションやナッペができるものとなっています。
形状 | フラットタイプ |
刃渡りの長さ | 17.8cm 20.3cm 22.8cmの3種類 |
刃渡りの形 | ストレートタイプ |
しなり具合 | 適度なしなり具合 |
柄の素材 | 天然木 |
さらに、回転台は基本的によく回る木製か、大理石のものがおすすめです。
近頃は、プラスチックのも多く売られていますが、壊れやすくおすすめできません。
僕自身、専門学校の頃に購入した回転台を10年以上使用していますが、いまだに綺麗にナッペをすることが出来ています。
少し高さが出るので、ナッペしやすいんですよね♪
ハンドミキサー部門 / キッチンエイド 9KHM928ER
キッチンエイドは1919年の創業の小型の調理器具メーカーです。
定番のスタンドミキサーからハンドミキサーまで、高品質なキッチン家電メーカーの代名詞とも言えます♪
高品質なだけあって、一度使ったら手放せない機能が十分に備わっている機種だね♪
KitchenAidのハンドミキサー(本体)はメタリックレッドで高級感があり、シンプルながら使い勝手の良さそうなデザインです。
ハンドル上部にはスピード調節機能が付いており、速さは1~9段階と細かく調節できるようになっています。
さらに本体は自立する上、コードは自在に回転させることができるので作業面まで考慮されたハンドミキサーと言えます。
コードに付属されているコードストラップはコードをコンパクトにまとめることができる点も、収納において非常に便利なんですよね♪
さらに「キッチンエイドハンドミキサー 9KHM928ER」は一般的なハンドミキサーで使用しているACモーターではなく、高性能DCモーターを使用しています。
DCモーターは、動力をシャフトに直接伝える為、安心した回転とパワーの両方を備えて、パン生地まで捏ねることができます。
特徴 | DCモーター | ACモータ |
安定度 | 直流なので 回転が安定 | +/-に変化する ので回転が不安定 |
速度 | 低速から高速まで 細かく設定可能 | 細かく調整不可 |
パワー | パワーが強い | パワーが弱い |
経済性 | 効率的で電気代が安い | 電気代がDCの10倍 |
また、ご自宅でミキサーを使用するとモーター音が気になることも多いですが、キッチンエイドのハンドミキサーは振動が少なくパイパワーながら音が静かな点も高評価できます。
一般的なハンドミキサーに比べて消費電力が低い点もポイントですね!
このDCモーターのおかげで、「キッチンエイド 9KHM928ER」は一般的なハンドミキサーが3~5段階変速なのに対し、9段階に変更することができます。
ジェノワーズの生地のキメを整えたり、生クリームが飛び散りにくくなるなど低速ならではのメリットがあります。
持ちやすさの面では、サイズは16.35×8.8×19.05(cm)と、他のハンドミキサーとそこまで変わらない大きさとなっています。
また、重さは1.1kgと平均的な重さですが、片手で数分持つ分には気にあまり気になりません。
さらに、ハンドル部分は持ち手の柔らかいソフトハンドル仕様となっているため、使用感は問題なく機能と使いやすさを兼ね備えた機種と言えますね♪
細部のグリップまでこだわっているんだね!
高性能ミキサーといえばアタッチメントも重要だけどどうなの?
キッチンエイドはアタッチメントも抜かりない作りになっているよ♪
「キッチンエイド 9KHM928ER」の付属品は、以下の内容となっています。
- ホイッパー
- 生地用フック
- ターボビーター
- リキッドブレンダー
- 保存パック
写真の左から順に、ホイッパー・生地用フック・ターボビーター・リキッドブレンダー・一番上にあるのが保存バッグになります。
それぞれのアタッチメントの特徴をまとめると下の図のようになります。
- ホイッパー(泡立てる)
➡︎大きい羽で生クリーム、メレンゲなどをきめ細かく泡だてます - パン生地用フック(こねる)
➡︎手でこねるのが大変なパン生地作りに大活躍! - ターボビーター(混ぜる)
➡︎クッキーやバター生地など硬い生地を混ぜられる - リキッドブレンダー(攪拌)
➡︎スムージーやスープの攪拌に活躍!
お菓子作りでよく使うもので言うと、やはりホイッパーとターボビーターですね。
通常のハンドミキサーはビーターでメレンゲを泡立てていますが、やはり羽の数や形状が最適化されていないため、泡立ちが荒くなったり時間がかかったりします。
メレンゲはスピード・きめ細かさが重要なので、ホイッパーがあるのはとても嬉しい所だね♪
なるほど、、、
色々な機能があるのは分かったけど、実際においしく作れるものなの?
ふふふ⋯⋯そう言われると思って実際に作ってみたよ!
すごい!ふっくら膨らんで綺麗だね♪
ハンドミキサーの性能を調べるためだったので、ジェノワーズ2台分の生地を作ってみました。
通常のハンドミキサーだと、泡立てるのに15分以上かかりますが、「キッチンエイド 9KHM928ER」では写真のようにもったりと泡立った状態になるまでおよそ9分かかりました。
その間「キッチンエイド 9KHM928ER」の攪拌力が落ちることもなく、改めて内蔵されたモーターのパワフルさを感じられました。
大きめの気泡を無くしキメを整えるため、1分ほど低速の3段階目の速さで混ぜて生地の完成です。
完成した生地も空気をたっぷりと含み、キメの細かさが見てわかりますね♪
焼き上がった生地は以下の写真の通りで、高さは4~5cmほどになりました。
また、生地の断面は以下のようになっています。
少し表面が荒れてしまいましたが、きめ細かなスポンジになりました。弾力も程よく、良いジェノワーズを作ることが出来たと思います。
美味しそう!
また、気になる音の大きさですが、個人差があると思いますが、最速の9段階目のスピードでもぼくはそこまでうるさく感じませんでした。
他のハンドミキサーと比較し「キッチンエイド 9KHM928ER」を選んだ決め手が「静音性」だったので、実際に使用した上でその性能にとても満足しています。
クイジナートのミキサーと比べるとかなり静音声があります!
詳細レビューは「【使用レビュー】キッチンエイド 9KHM928ERの評判とは?」でより詳しく解説しています♪
商品名 | キッチンエイドKHM928ER |
---|---|
サイズ | 幅88×高さ164×奥行19mm |
重さ | 1.1kg |
連続運転時間 | DC直流モーターで 長時間運転も◯ |
速度切り替え | 9段階変速 |
静音性 | DCモーターで 静音性◎ |
アタッチメン | ダブルターボビーター/ワイヤーホイップ/ ダブルドゥーフック/リキッドブレンダー |
スタンドミキサー部門|貝印スタンドオートミキサーDL-7523
スタンドミキサーと言えば、キッチンエイド・ケンミックスなどが有名どころですが、実は日本のキッチン用品メーカーである貝印も「スタンドオートミキサー(旧メランジュールロボ)」を発売しています。
その他のスタンドミキサーと比較すると価格が安く一回り小さいサイズ感で家庭用におすすめのスタンドミキサーと言えます。
また、価格も2万円台後半とプロ向けのケンミックスと比較すると1/4程度のお手頃価格になっています。
コスパで選ぶなら貝印のスタンドミキサーもありだね!
「貝印スタンドオートミキサー」はホワイトとヴィヴィアンレッドの2色展開。
ホワイトはキッチンなどにもなじみやすい見た目です。さらに上部にあるさりげない、英文字の貝印のマークがオシャレですね。
赤も差し色で綺麗なので、おすすめです♪
速度調整は2から12までありますが、奇数部分で止めることはできず、実質6段階調整となっています。
使用イメージは以下の通りです。
速度数 | フラットビーター | ウィスク | ニーダー |
2 | 微調整 | 微調整 | 微調整 |
4 | バターをクリーム状にする | パン生地捏ね | |
6 | バターをクリーム状にする | 全卵・卵白・クリームの泡立て | パン生地捏ね |
8 | バター・粉類のすり混ぜ | 全卵・卵白・クリームの泡立て | 使用不可 |
10 | バター・粉類のすり混ぜ | 使用不可 | |
12 | 使用不可 | 使用不可 |
また、ハンドミキサーと違い、設置場所も必要なため注意が必要です。
ミキサーを出しっぱなしで作業すると少し狭く感じますが、ジャマになるほどの大きさではなく、重さは6kgと力は必要なものの、持ち運びも可能です。
本体を持ち運ぶ時は、下からしっかり持ちあげてくださいね
また、設置する際に注意して頂きたいのがヘッド部分が動く仕様のため、奥行きを確保する点です。
お菓子作りではつけ外しすることがかなり多いため、必ずチェックしましょう。
「貝印スタンドオートミキサー」はアタッチメントも豊富で、かなり多くの物を作ることができます。
- ウィスク(泡立てる)
➡︎大きい羽で生クリーム、メレンゲなどをきめ細かく泡だてます - ニーダー(こねる)
➡︎手でこねるのが大変なパン生地作りに大活躍! - フラットビーター(混ぜる)
➡︎クッキーやバター生地など硬い生地を混ぜられる
アタッチメントは高性能なハンドミキサーと同一ではあるものの、専用のボウルで固定しながら作るので利便性はハンドミキサー以上です。
容量に関しても、4L入るボウルを採用しているため、通常の家庭利用で容量不足になることはまず無いと言えます。
4Lも入ると家庭のお菓子作りで困ることはほぼないよ♪
容量が多いのは分かったけど、実際においしく作れるものなの?
もちろん!それじゃあ実際に作ったの生地を見てみようか♪
貝印スタンドオートミキサーを使用して、焼き上がりの生地の状態を確認した所、非常に良いできばえとなりました。
泡立て時間に関しても、「キッチンエイド 9KHM928ER」が9分近くかかったのに比べて、4分20秒できめの細かいモッタリとした生地となる結果に。
焼き上がりの生地の高さは5~6cm程度とジェノワーズとして最適な高さまで膨らんでくれています。
キメが細かく膨らんで綺麗だね♪
ジェノワーズ以外にも、クッキー、タルト、パウンド生地やパンなど、いろんなものを作ることができ、また、一定のパワーで混ぜることができるので、いつもキレイな生地を作ることができます。
たくさん作るときは特に、ハンドミキサーだと腕が疲れてしまいますが、スタンドミキサーだと疲れ知らずです。
詳細レビューは「【使用レビュー】貝印スタンドオートミキサーDL-7523の評判とは?」でより詳しく解説しています♪
商品名 | 貝印スタンドオートミキサーDL-7523 |
---|---|
サイズ | 幅220×高さ365×奥行340 |
重さ | 6.6kg |
連続運転時間 | 30分以上の連続運転可能 |
速度切り替え | 6段変速 |
静音性 | ○ |
アタッチメン | ウィスク/フラットビータ/ニーダー |
コストパフォーマンスに優れた一台です!
オーブンレンジ部門|【シャープオーブンレンジ RE-SS10-XW】
初心者におすすめ!
お菓子作り初心者なら間違いない一台!
【シャープ RE-SS10-XW】は3万円前後ながらも、31Lの庫内に2段フラットなので、お菓子作り初心者におすすめのオーブンレンジです。
オーブン選びに重要な点の一つに、「ターンテーブル」か「フラット庫内」のタイプなのかという点があります。
年に一回作るくらいなら、ターンテーブルで十分ですが、よくお菓子作りをするならフラット庫内のオーブンがおすすめです。
「ターンテーブル」と「フラット庫内」での違いを、作れるお菓子や一度に焼ける量で分けるとこんなイメージ。
「シート生地も焼ける」「一度に焼ける量が違う」などを考えると、フラット庫内のオーブンを選ぶのがおすすめです。
庫内が31Lと比較的広く、2段で焼けるだけでなく、熱風を循環させる「コンベクション方式」をとっているため、焼きムラも防ぎやすくなります。
また、温度も最高温度が250度とお菓子作りにおいては必要最低限ではあるものの、一定の高さを安定して出すことが出来ます。
広さ、温度から考えても、初心者が満足できるエントリーモデルと言えるでしょう!
「シャープ RE-SS10-XW」は価格に合わせ余計なものを削ぎ落としており、高性能センサーや高温度帯の加熱など高性能オーブンには及びません。
それでもお菓子作りに適した機能を最低限揃えているので、初心者にはおすすめの1台です♪
シャープ RE-SS10-XWはコスパもよく、初心者にもおすすめの1台ですね♪
商品名 | シャープRE-SS10-XW |
最高温度 | 幅490mm×奥行445mm×高さ370mm |
庫内の広さ | 110度〜250度 |
オーブン/ ヒーター機能 | 熱風循環(コンベクション) |
その他ポイント | ・鉄板2枚付き ・初心者でも使いやすいエントリーモデル ・中級者まではこれで十分! |
さらに、オーブンレンジの選び方やおすすめ機種を紹介している「お菓子作りにおすすめのオーブンレンジ4選」も合わせてみてみて下さい。
混ぜる編(特殊調理)|フードプロセッサー
フードプロセッサーは料理だけでなく、お菓子作りでも便利なキッチンアイテムです。
フードプロセッサーをお菓子作りで使う場合、主に以下の2種類に分類することができます。
- ハイパワーでシンプルなフードプロセッサータイプ
- ハンドブレンダーがメインの複合タイプ
「フードプロセッサータイプ」と「ハンドブレンダーメインの複合タイプ」を比較すると以下の様なイメージに。
一見すると多機能な「複合タイプ」に目が行きがちです。
しかし、お菓子作りでは硬い生地や連続運転をする場合が多く、複合タイプだとパワー不足になってしまうので「単機能タイプ」を強くおすすめします。
でもハンドブレンダーもあったら便利だし、どうせならコスパいいものが欲しいなぁ
そんな人にはフードプロセッサーと単機能ハンドブレンダーの合わせ技がおすすめだよ♪
フードプロセッサーと低価格&単機能のハンドブレンダーの組み合わせはコストパフォーマンスにも優れ、使い勝手も最高なので本当におすすめです。
そんなフードプロセッサーの中でも、最もおすすめなのが「山本電気 MB-MM56SL」です。
MB-MM56SLの素晴らしい点は、毎分800〜3000回転まで「無段階調整」できる点です。
つまみ一つでスピードを変えられるので、食材を細かくしすぎる心配もありません。
さらに無段階調整によって、バターと卵の乳化が簡単になり、粉合わせも卓上ミキサーのように綺麗に混ぜ合わせることができるようになります。
- 無段階調整で乳化から粉合わせも行いたいひと
- ステンレスボウルで衛生的&手軽に使いたいひと
- 静音性に優れた機種が欲しいひと
- パンや料理にも大活躍して欲しいひと
MB-MM56SLのメリットデメリットを挙げると以下のようになります。
MB-MM56SLのデメリットは、ハイスペックで機能も多いので少し価格が高いという点でしょう。
パナソニック製のものと比べると2倍近くのお値段になります。
しかし、「静音性」「スピード調節」「軽いステンレスボウル」「1台で8役」という点でのメリットを考えると適正な価格なのかなと思います。
ステンレスボウルの中央に穴がない作りで、液体にも使える点が個人的には便利だなぁと感じたよ♪
毎日の料理やお菓子作りもガッツリやりますってひとにとってはコスパの良い機種なのね。
ケーキ型部門(パウンドケーキ型)|松永製作所 黄金パウンド型
プロパティシエもおすすめ!
圧倒的な焼き上がりの良さと型離れで最高のパウンドケーキを
パウンドケーキ型で最もおすすめなのは、「松永製作所」さんの黄金パウンド型です。
松永製作所はお菓子研究家やパティシエの間では、有名な下町の型制作メーカー。
兄弟2人で作るこだわりの詰まった品質のいい型は、お菓子作り好きなら一つは持っておきたい一生モノです。
材料は全て国産。
東京の下町で職人の手によって1つずつ手作りで作られているので、品質は非常に高いと言えますね。
この黄金パウンド型の良い点はなんと言っても、「ブリキ」×「シリコン」の良い所取りな所。
ブリキ素材の熱の伝わりやすさを活かして、パウンドケーキの内部までスピーディーに焼き上げることで生地のパサつきをおさえることができます。
パウンドケーキ型の素材別の特徴は下記の通りになります。
- ステンレス
➡︎汎用性とサビにくさを重視。焼き上がりはイマイチ - ブリキ
➡︎熱伝導率が高く綺麗に焼けるが、お手入れが必要 - アルミ
➡︎価格を抑えつつ綺麗に焼きたいひと(型紙が面倒) - シリコン
➡︎とにかく、洗うのが簡単で使いやすいもの。焼き上がりはイマイチ - ガラス
➡︎料理にも使いたいひと
さらに、加工別の特徴は下に記載の通りとなっており、ブリキの熱伝導の良さとシリコン加工のお手入れの簡単さを併せ持ったのが「松永製作所 黄金パウンド型」と言えます。
材質名 | テフロン加工 | シリコン加工 | アルタイト加工 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
素材 | アルミ | ブリキなど | 鉄 | |||
コーティング | フッ素コーティング | シリコンコーティング | アルミコーティング | |||
熱の伝わり方 | ○ | ○ | ○ | |||
型離れ | ◎ | ◎ | △ | |||
お手入れ | ◎ | ◎ | △ | |||
空焼き | 不要 | 不要 | 必要 | |||
耐久性 |
△ |
△ |
○ |
焼き色に関しても素晴らしく、一度このパウンド型で焼くと、もう他のパウンド型は使えなくなります。
実際に松永製作所の型使うと綺麗な焼き色に焼き上がります。
もちろん型以外にも、焼き方やオーブン、レシピなどで焼き色は変わるので、型を変えればOKというわけではありませんが、重要なポイントの一つと言えます♪
レシピに関してはcottaさんでもいくつか美味しく焼けるものを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
松永製作所さんとインスタのコメントでお話しした事もありますが、とてもこだわりのある素敵なひとでした♪
商品名 | 松永製作所 | 黄金パウンド型 |
サイズ | 150×70×H55mm |
素材 | ブリキ |
加工 | シリコン加工 |
作れるお菓子 | 焼き菓子 |
ケーキ型部門(シフォンケーキ型)
シフォンケーキの型選びで重要なポイントは大きさと素材選びです。
まず型選びですが、初心者であれば17cmのものを選びましょう。膨らみや焼き具合の見極めも簡単で、型に生地を流す作業も楽に行えるのでおすすめです。
型のサイズ | 作れる量 | 難易度(多いほど難しい) |
---|---|---|
10cm | 1~2人分(ホールで独り占めもできちゃう!) | ★★★★ |
12cm | 2人分 | ★★★ |
14cm | 4人分 | ★★ |
17cm | 6人分 | ★ |
21cm | 10人分 | ★★★★★ |
素材別の特徴をまとめると下記のようになりますが、基本的にはアルミ型をおすすめです。
- 紙
➡︎たまにしか作らず、主にプレゼントする人・型抜きに自信がない人 - アルミ
➡︎美味しいふっくらとしたシフォンを作りたい人・メレンゲ作りに自信がない人 - 鉄(テフロン)
➡︎食品でアルミ素材を使用するのに抵抗がある人 - シリコン
➡︎お手軽に作りたい人・かわいい色のものが欲しい人
その点を踏まえた上で、おすすめなのが貝印のシフォンケーキ型18cmです。
シフォンケーキを主に家で作って家族で食べるというのであれば多少の型抜きの失敗があっても許されるので、アルミ型にしましょう。
家庭で練習して慣れたらアルミ型で作ったシフォンケーキをプレゼントなんてのもいいですよね♪
まとめ
ここまで、お菓子作りにおすすめの道具や型をご紹介してきました。
お菓子作りの道具は一度購入すると長持ちするので、最初に良いものを買ってしまうのも一つの選び方だと考えています。
器具の質が悪くて失敗するとそもそもお菓子作りを楽しめないので注意が必要ですね。
かといって、良いものを集めればお菓子作りが上達するわけではないので、たくさん作っていきましょう!
そんな練習でも気分が上がる道具に囲まれていると自然と楽しいと思えて上達もするものなんですけどね♪
それでは、どらかめ(@kame_okashi)がお送りしました。
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