こんにちは!
お菓子作り大好きなどらかめ(@kame_okashi)です。
お菓子作りをする上でオーブンで焼く事ってよくありますが、オーブンの予熱って何分くらいしたらいいのかイマイチわからない事もしばしば⋯⋯。
そこでこの記事では、お菓子作り歴15年の僕が最適なオーブンの予熱時間や温度について解説しています。
180度なら何分か、150度や250度ではどれくらいかといった温度別の目安から、予熱と余熱の違い、予熱が終わったあとの扱いまでまとめました。

オーブンの予熱時間は180度で約15分、温度別の目安をまとめました
オーブンを予熱する時間は機種によって多少の誤差はありますが、180度であれば10分〜15分ほどで十分でしょう。180度はクッキーやパウンドケーキなど、お菓子作りでよく使う温度帯なので、まず15分を見ておけばこの帯はだいたいカバーできます。
どらかめスポンジ生地など気泡が潰れやすいケーキを作る時は、焼き始めたい時間から逆算してオーブンを温めておくといいよ。
予熱にかかる時間は、設定する温度によって変わります。低い温度ほど短く、高い温度ほど長くなるのが基本です。
| 温度 | 予熱時間の目安 |
|---|---|
| 150度 | 約10分 |
| 160度 | 約12分 |
| 170度 | 約13分 |
| 180度 | 約15分 |
| 200度 | 約15〜18分 |
| 220〜230度 | 約20分 |
| 250度 | 約20分 |
表のとおり、150度なら約10分、170度なら約13分、180度なら約15分が目安です。200度なら約15〜18分、220度から230度は250度と同じくらいで、ピザやパンを焼く250度のような高温では約20分ほどみておくと安心です。
ただしこれらの時間は機種や加熱性能によっても変わるので、あくまで目安として使ってください。設定温度と実際の庫内温度がずれる機種は多いので、心配なときはオーブン用の温度計で実温を測って確認すると確実です。
予熱の基本的なやり方
予熱のやり方はシンプルです。レシピの温度に設定してスタートし、予熱完了の合図が出てから生地や食材を入れます。
- オーブンの温度をレシピに指定された温度に設定します。
- スタートボタンを押し、オーブンを予熱モードに入れます。このとき、予熱が完了するまで約10分から15分かかることが多いです。
- 予熱完了のサインが出た後、調理する食材や生地を入れます。
予熱に時間がかかりすぎると感じるとき
予熱が長いと感じたら、まず設定温度が合っているか、取扱説明書で予熱の目安時間を確認してみましょう。天板を入れたまま予熱すると、天板の素材や厚みで時間が延びることがあるので、天板を外して予熱するのも1つの方法です。
それでも極端に時間がかかる場合は、温度センサーの不調も考えられます。気になるときはメーカーのサポートに相談してみてください。
予熱の温度はレシピより10度高めにしておきましょう
家庭用のオーブンは小型なものが多く、生地を入れるときに扉を開けると庫内の温度が下がりやすいです。そこで予熱はレシピの設定温度よりも10度ほど高めにしておくのがおすすめです。
庫内の温度が下がると狙いの温度まで届かず焼きムラの原因になりますが、10度高めにしておけば生地を入れたときの温度の落ち込みをやわらげられます。



ケーキを入れたら、レシピと同じ設定温度に戻すのを忘れずにね。
- 予熱温度はレシピの設定温度よりも10度高めにする
- 生地を入れたら設定温度を戻す
予熱でよくある疑問と注意点
天板を先に入れておくのか、煙が出たときはどうするのか——予熱で意外とつまずきやすいのは、こうした細かい場面です。ここではよく聞かれる2つを取り上げます。
予熱中に天板は入れたほうがいいですか?
予熱の途中で天板を入れておく必要はありません。天板も型と同じで、庫内が温まっていれば入れた瞬間から一気に温度が上がるので、先に温めておく意味が薄いんです。
むしろ天板を先に熱くしてしまうと、取り出すときに熱くて作業がしづらく、庫内の下のほうだけ先に温まって温度の偏りが出やすくなります。僕がお菓子店で働いていたときも、天板を先に温めておく使い方はしていませんでした。



天板は生地と一緒に入れれば十分だよ。先に温めておかなくて大丈夫。
予熱で煙や焦げ臭いが出るのはなぜですか?
予熱の途中で煙が出たり焦げ臭いにおいがするときは、庫内の汚れが原因になっていることが多いです。家庭ではオーブンレンジを兼用していることが多く、以前の料理の油や食べかすが庫内に残りやすいんです。
使う前に庫内をアルコールや濡らした布巾で拭き取っておくだけでも、においの出方は変わってきます。なお、買ったばかりのオーブンでも、初めて使うときに煙が出ることがあります。



使う前にサッと庫内を拭いておくと、においが出にくくて安心だよ。
オーブンの予熱がお菓子作りで欠かせない理由
そもそも予熱は必要なのか、と思う人もいるかもしれません。
お菓子作りで予熱をしないと、生地が生焼けになったり、うまく膨らまなかったりと、お菓子作りの失敗の原因になってしまいます。
生地が膨らむには、狙いの温度に達していることが大事です。気泡は加熱されると約1.5倍にふくらみ、生地の中の水分は水蒸気に変わると体積が約1700倍にもなります。予熱が足りずに庫内の温度が低いと、この膨張が十分に働かず、焼き色がつきにくくなって焼きすぎで縮む原因にもなります。



お菓子作りでは、生地をうまく焼くためにオーブンの予熱は欠かせないんだ!
オーブンの予熱なしでシフォンケーキを焼くとどうなるか
例えばシフォンケーキを、予熱の時間を取らずに焼くとどうなるのでしょうか。
シフォンケーキは空気をたくさん含んだメレンゲと、油分のかたまりである卵黄生地を混ぜて作ります。



メレンゲは油分に触れると泡が潰れて消える性質がある上に、気泡が潰れると目がつまってふんわりしないんだよ
つまりシフォンケーキは、生地ができあがった時点で油分と泡が共存している、少し不安定な状態です。
油分と泡が共存したまま時間が経つと、もちろん泡はだんだん潰れてきてしまいます。
その点、予熱が完了していれば、生地を入れてすぐにタンパク質の熱凝固を利用して焼き固められます。



ここでオーブンの温度が上がっていないと泡が潰れてしまうから、予熱が大事なのね



バターケーキでも、オーブンの温度が低いとバターが溶けて美味しくなくなってしまうよ
オーブンの予熱と余熱の違いを整理しましょう
よく間違えられやすいのが「予熱」と「余熱」です。
「予熱」はあらかじめ庫内の温度を上げておくこと、「余熱」はオーブンを消したあとに残った庫内の温度でじっくり火を入れていくことを指します。
レシピに「170度に予熱したオーブンで焼く」とあれば、焼き始める前に庫内を170度まで温めておく、という意味です。180度でも考え方は同じで、生地を入れる前にその温度に達している状態を作っておきます。



言葉は似てるけど、使いどころは最初と最後で全く違うんだよ。余熱は焼きメレンゲを作るときなんかに使われたりするね。
- 予熱⋯⋯あらかじめ温度をあげておくこと
- 余熱⋯⋯オーブンを消した後に残った庫内の温度を利用して火を入れていく焼き方
予熱が終わったあとの扱いと予熱なしで焼く場合
予熱が完了したら、次にどう動くかで焼き上がりが変わってきます。ここでは予熱後の扱いと、予熱なしで焼くときのポイントを見ていきましょう。
予熱が完了したら何をするか
予熱が終わったら、準備しておいた生地や食材をすぐに庫内へ入れましょう。予熱後に手間取ると庫内の温度が下がって、焼きムラの原因になってしまいます。
すぐに焼けないときは、扉を閉じたまま待てば温度は保ちやすいですが、長時間の放置は避けてください。放置が長いと予熱の性能が落ちる機種もあります。予熱の段階で庫内の水分はある程度飛んでいるので、生地の準備を先に済ませてから予熱を始めると、待ち時間を短くできます。
予熱なしでオーブンを使う場合
料理によっては予熱なしで焼くこともあります。予熱ありとは焼き上がりが変わるので、その分の工夫が必要です。
目安として、15分の予熱が必要なレシピなら、予熱なしでは25〜30分ほどかけて加熱します。庫内が徐々に温まるぶん、均一に火が通るよう時間を長めにとってください。
180度に予熱したオーブンで30分焼くときの注意点
レシピに「180度に予熱したオーブンで30分焼く」とある場合は、まず予熱が終わった時点で庫内が180度に達しているか確認しましょう。焼いている30分の間は、途中で扉を開けないようにすると庫内の温度が下がらず、焼きムラを防げます。
焼き終わりが近づいたら、竹串などで中まで火が通っているか確かめてください。特にケーキは中心が生焼けになりやすいので、しっかり確認すると安心です。
オーブンの予熱時間と温度のまとめ
オーブンの予熱は、お菓子の仕上がりを左右する大事な下ごしらえです。180度なら10〜15分を目安にして、何分か迷ったらまず15分見ておくとだいたいカバーできます。
温度はレシピの設定より10度ほど高めにしておくと、生地を入れたときの温度の落ち込みをやわらげられます。生地を入れたら、設定温度を戻すのを忘れないようにしましょう。
予熱と余熱は言葉が似ていますが、使いどころは正反対です。予熱でしっかり庫内を温めてから、手早く生地を入れて焼き始めてください。
- 予熱は15分
- 予熱温度は焼く温度プラス10度
- 予熱はお菓子作りでかなり重要












