パウンドケーキの型は、材質と加工の組み合わせで焼き上がりが大きく変わります。
この記事では、現役パティシエのぼく(@kame_okashi)が、パウンド型を選ぶポイントと、本当におすすめできる型を紹介します。
型選びで見るのは材質と加工の2つだけです。ここを押さえれば、膨らみも型離れも良いパウンド型が選べます。
そーたパウンドケーキの型ってどれも同じに見えるけど、どれを使うとおいしく焼けるの?



素材と加工の違いがわかれば、自分にぴったりのパウンド型が見つかるよ。
それでは、パウンドケーキ型の選び方と、ぼくがおすすめする型を見ていきましょう。
ぼくの結論から言うと、型離れと熱の伝わりが両立した松永製作所の黄金パウンド型が、いちばんおすすめできる型でした。
パウンドケーキ型の材質と加工の違いとおすすめの選び方
パウンドケーキの型は、主に「5つの材質」と「3つの加工」で以下のように分けることができます。
この5つの材質と3つの加工には、それぞれ特徴があります。なかでも仕上がりを大きく左右するのが、型の熱の伝わり方です。バター生地がふくらむのは、バターと砂糖をすり混ぜて抱き込ませた気泡の熱膨張と、生地の中で生まれる水蒸気の膨張という2つの力が働くからです。
熱の伝わりが良い型ほど、生地に速く均一に火が入り、この2つの膨張がそろって進むので、膨らみと焼き色が決まってきます。例えばステンレスはサビにくく、たまにしか作らない人には扱いやすい素材ですが、熱の伝わりが他の材質より弱いぶん、生地への火の入りが遅く、膨らみや焼き色が物足りなくなることがあります。
型はこうやって材質と加工を組み合わせて作られるので、パッケージを見ても特徴がつかみにくく、選ぶのが難しくなりがちです。



じゃあ自分に合った素材と加工を知らないといけないの?ちょっと難しそう。



あとで1つずつ解説するから、今はこんな種類があるんだな、くらいで大丈夫だよ。
材質と加工の違いがわかると、おいしく焼ける型を自分で選べるようになります。順番に見ていきましょう。
パウンドケーキ型に使われる5つの材質とおすすめの素材とは?
パウンド型で使われる材質をまとめると以下の5つになります。
- ステンレス
- ブリキ
- アルミ
- シリコン
- ガラス
それぞれの、材質の特徴は以下の表の通り。
| 材質名 | ステンレス | ブリキ | アルミ | シリコン | 耐熱ガラス |
|---|---|---|---|---|---|
| 熱の伝わり方 (膨らみ) | △ | ◎ 焼き色も素晴らしい | ◯ | △ | △ |
| 型離れの良さ | △ 紙が必要 | ◎ シリコン加工がおすすめ | ◎ テフロン有 | ◎ | △ |
| サビにくさ | ◎ | △ | ◯ | ◎ | ◎ |
| 耐久性 | ◯ | ◯ | △ | × | × |
| 他の用途 | ◎ 生菓子OK | ◯ パンなど | ◯ スポンジケーキ | ◎ 料理もOK | ◎ 料理もOK |
こうして並べると、選ぶポイントは作る頻度と、何に使いたいかで、選ぶ素材が変わってくるのがわかります。
各材質の詳細については、以下になります。
ステンレスはサビに強く、耐久性の高い扱いやすい素材です。ただし熱の伝わりが他の材質より弱く、生地に火が入るのがゆっくりなので、焼き色は薄めで焼きムラも出やすいです。型紙やオイルスプレーで型離れを助けつつ、中心までしっかり火を通してあげると失敗が減ります。
さらに、用途や頻度別にまとめると以下の様になります。
- ステンレス
➡︎汎用性とサビにくさを重視。普段あまりお菓子作りをしないひと - ブリキ
➡︎手間がかかっても本格的においしく綺麗に焼きたいひと - アルミ
➡︎型紙の準備が面倒だけどそれなりに焼きたいひと - シリコン
➡︎とにかく、洗うのが簡単で使いやすいもの - ガラス
➡︎料理にも使いたいひと
このように材質の特性を知ると、あまりお菓子を作らないひとは「汎用性」と「サビにくさ」を重視してステンレス。
少し手間をかけてでもおいしく焼きたいなら、熱の伝わりが良いブリキがおすすめ、ということがわかりますね。



初心者にはステンレスが生菓子にも使えておすすめだね。でも、ブリキで焼いたパウンドケーキの味も捨てがたいんだよなぁ。
パウンドケーキ型の加工の意味とおすすめの加工とは?
パウンドケーキの型には加工が施されている商品が多くあります。
もちろん加工なしの型もありますが、型離れの良さやオイルを塗る手間を考えると、加工してあるほうが手軽です。
材質の次は、加工の違いを見ていきましょう。
パウンドケーキ型で使われる主な加工は以下の3種類。
- テフロン加工(フッ素)
- シリコン加工
- アルタイト加工
それぞれの加工の特徴は以下の通り。
| 材質名 | テフロン加工 | シリコン加工 | アルタイト加工 |
|---|---|---|---|
| 素材 | アルミ | ブリキなど | 鉄 |
| コーティング | フッ素コーティング | シリコンコーティング | アルミコーティング |
| 熱の伝わり方 | ◯ | ◯ | ◯ |
| 型離れ | ◎ | ◎ | ○ |
| お手入れ | ◎ | ◎ | △ |
| 空焼き | 不要 | 不要 | 必要 |
| 耐久性 | △ 糖分に弱いのでパウンドケーキには不向き | △ 水分に弱いので付け置きは禁止 | ◯ |
テフロンには糖分に弱いという特性があり、パンの型などに使われる傾向があります。
ですので、パウンド用に買うならシリコン加工が有力です。糖分の多いパウンド生地とは、テフロンよりも相性が良いんです。
各加工の詳細については、以下になります。
テフロン加工(フッ素)は、型離れを良くするためのコーティングです。
外しやすさは抜群ですが、焼き色は付きにくめで、糖分の多い生地だとコーティングが傷みやすいのが弱点です。そのためパウンドよりも、パンの型で見かけることが多い加工です。
用途別に加工のおすすめは以下の通りです。
- パンも同じ型で焼きたいひと
➡︎テフロン加工の型 - 簡単に上手に焼きたいひと
➡︎シリコン加工の型 - 手間暇かけて自分の型を作っていきたいひと
➡︎アルタイト加工、もしくは無加工の型
型の加工がなくても、型紙を敷いたりオイルスプレーをすれば、型離れします。
さらにブリキの型なら、何度も焼くうちに油分がなじんで、加工なしでもきれいに外れるようになります。用途や好みで選んでみてください。



ぼくは、型離れも焼き色も良くて扱いやすい、ブリキ×シリコン加工の型が好みかな。
パウンドケーキ型のおすすめサイズと選び方とは?
パウンド型のサイズ選びは、焼き上がりを大きく左右します。よく聞かれる一般的なサイズへの答えを先に言うと、家庭で日常的に焼くなら15〜18cmのミドルサイズが基準です。そもそもパウンド型が細長く深い形をしているのは、体積のわりに表面積が小さく、生地の水蒸気が中央に集中して表面を押し破り、パウンドらしい真ん中の割れ目ができるからなんです。
- ミニサイズ
➡︎11~12cmのコンパクトなサイズで、火通りが良いため、初心者にも扱いやすいです。小ぶりなサイズ感は、プレゼントや少量のケーキを作りたいときに最適で、短時間で焼き上がるため、失敗が少なく済みます。 - ミドルサイズ
➡︎15~18cmのサイズは、最も一般的なパウンドケーキ型のサイズ。焼き上がりのバランスが良く、家庭での日常的な使用に適しています。このサイズは、初心者から中級者まで幅広く対応できる万能サイズと言えるでしょう。 - ラージサイズ
➡︎20~24cmの大型サイズは、パーティーや多人数向けにケーキを作る際に最適です。ただし、焼き上がりの判断が難しくなるため、オーブンの特性をよく理解している中・上級者向けと言えます。 - スリムサイズ
➡︎スリムでスタイリッシュな形状が特徴のこのサイズは、近年人気が高まっています。松永製作所などのブランドが提供するこの型は、見た目が美しく、特におしゃれなプレゼントやデコレーションに適しています。
最初に購入するなら、ミニサイズかミドルサイズくらいがちょうど良いですね。
ラージサイズになると、焼き上がりの判断が非常に難しくなるので、ある程度慣れている人向けのものと言えます。



「パウンドケーキが生焼けでした」というお悩みはよく聞きます。サイズ選びは、それくらい大事なんです。
長さだけでなく容量も大切
パウンドケーキ型を選ぶ際には、長さだけでなく容量が非常に重要です。
多くの人が型の長さに注目しがちですが、実際には横幅や高さ、容量も焼き上がりに大きな影響を与えるため、後悔を防ぐためにも容量を理解しておきましょう。
パウンドケーキ型は、丸デコやシフォン型などと違い、横幅や高さが商品によって大きく変わることがあります。



レシピ本のcm表記だけで選ぶと、体積の違いで生地が薄くなって焦げたり、逆に生焼けになることもあるよ。
レシピ本では型のサイズが「cm」で表記されていることが多いですが、実際には体積が異なるため、そのままのサイズで作ると生地が薄くなりすぎて焦げたり、生焼けになってしまうことがあります。
自分が作りたいレシピに適した型を選ぶことが非常に重要ですね。
ぼくの経験では、パウンドケーキ型の横幅8cm、高さ6cmくらいのサイズがいちばんバランスが良く、いろいろなレシピに対応しやすいです。
このサイズであれば、焼き上がりの厚さも程よく、ケーキが均一に焼けやすいです。もちろん、作りたいケーキの種類や好みによって調整は必要ですが、この基準を参考に生地の量を調整しながら、最適な焼き上がりを目指しましょう。
トッピングしたい場合も要注意
トッピングをたっぷり乗せたパウンドケーキを作りたい場合は、ケーキ生地が型から溢れたり、焼き上がりにムラが出たりするリスクが高まるため、型の選び方にさらに注意が必要です。
特に、トッピングが多いと上部に重さがかかり、ケーキが中央から沈みやすくなるだけでなく、焼き時間も通常より長くなります。こうした問題を避けるためには、高さのある型を選ぶか、生地の量を調整して余裕を持たせることが大切です。
例えば、通常のレシピよりも少し少なめの生地を型に流し込み、トッピングを乗せた後でも生地が型の縁を超えないように注意します。また、高さのある型を使うことで、トッピングが加わっても吹きこぼれを防ぎ、均一に焼き上げることができます。
このように、トッピングをたっぷり使う場合は、適切な型選びと生地の調整を行うことで、見た目も味も満足のいくパウンドケーキに仕上げることができますよ。
おすすめのパウンドケーキ型6選
これまでの内容を元に、パウンドケーキ型の選び方を用途別にまとめてみました。
- お菓子作りをあまりしないひと
➡︎ステンレス製で加工なしの型(汎用性&耐久性重視) - パンも焼きたいひと
➡︎アルミ製でテフロン加工型(焼き色&型離れ重視) - 最高のパウンドケーキを焼きたいひと
➡︎ブリキ製でシリコン加工の型(焼き色&耐久性&型離れ重視)
それでは選ぶポイントをもとに、ぼくがおすすめするパウンドケーキ型を紹介していきましょう。
霜鳥製作所 パウンドケーキ型 小 18-0ステンレス


霜鳥製作所(Shimotori Corporation) パウンドケーキ型 小 18-0ステンレス 日本製 147
安さと汎用性重視
パウンド以外にもムースやスポンジもOK
型のメンテナンスもそこまで気にしなくて良い素材なので、たまにしかお菓子を作らないひとにはピッタリなパウンドケーキ型です。
ステンレスなので、ブリキに比べると焼き色や火の入りはおだやかですが、たまに作るくらいなら十分にこなせます。
サイズ感もちょうどよく、最初の1台としても選びやすい型です。





なんといっても、手に取りやすい価格なのがうれしいね。
| 商品名 | 霜鳥製作所(Shimotori Corporation) パウンドケーキ型 小 18-0ステンレス 日本製 147 |
| サイズ | 80x175x60mm(小・特大もあり) |
| 重さ | 124g |
| 素材 | ステンレス |
| 加工 | 加工なし |
| 作れるもの | 生菓子から焼き菓子まで |
貝印 ケーキ型 スリムパウンド型 中 フッ素加工


型はずし楽チン
フッ素加工で型離れも良く焼き色もキレイ
- フッ素(テフロン)加工で型離れが良く、生地がすっと外れます。オリジナルのケーキ作りが手軽に楽しめます。
- こびりつきにくいので、焼いたあとの洗い物も簡単です。忙しい日でも気軽に焼けます。
- 注意: 本製品は焼き型なので、湯せん焼きには対応していません。ピンホールから水分が入ると鉄の素地がサビたり塗膜が剥がれることがあるので、湯せん焼きでは使わないでください。
フッ素加工なので型離れが良く、焼き色もきれいに入ります。
この型は貝印とCookpadのコラボ商品で、軽くてサビにくく、長く快適に使い続けられます。焼き色も均一に入りやすいのが持ち味です。
さらに、サイズ展開も豊富で、15cmと20cmの2種類があります。作りたいケーキの量に応じて使い分けられるので便利ですね。



サイズも15cmと20cmがあるので、作りたい量で使い分けられて便利です。
| 商品名 | KAI ケーキ型 Kai House Select スリムパウンド型 中 |
| サイズ | 8.7×17.8×6cm |
| 重さ | 135g |
| 素材 | 鉄 |
| 加工 | フッ素加工(テフロン) |
| 作れるもの | 焼き菓子 |
タイガークラウン パウンド型17cm アルミニウム フッ素コート


アルミとフッ素加工のいいとこどり
- 軽量で扱いやすい: 重さ100gと軽く、出し入れも取り回しも楽な設計です。
- フッ素樹脂2コート加工: 二重のコーティングで型離れが良く、生地がくっつきにくいので洗うのも簡単です。
- 熱の伝わりが良い: アルミ製で熱がよく伝わり、短時間でムラなく火が入ります。
- 信頼の日本製: 細部まで丁寧な作りで、長く愛用できる日本製です。
軽くて扱いやすいアルミ製の型です。フッ素樹脂2コート加工で型離れが良く、生地がくっつかずスムーズに取り出せます。
アルミは熱の伝わりが良いので、短時間でムラなく火が入ります。サビにも強く、長く快適に使えます。
フッ素加工なので焼き色は少し控えめですが、型離れの良さと軽さで、パウンドもパンも焼きたい人には扱いやすい一台です。
| 商品名 | タイガークラウン パウンド型17cm アルミニウム フッ素コート |
| サイズ | 8×17×6.4cm |
| 重さ | 100g |
| 素材 | アルミニウム |
| 加工 | フッ素樹脂2コード |
| 作れるもの | 焼き菓子 |
iwaki 耐熱ガラス パウンドケーキ型 角型 18×8cm用
電子レンジ対応のamazonベストセラーパウンドケーキ型
- 耐熱ガラス製:電子レンジやオーブンで使えるので、パウンドケーキはもちろん、メイン料理にも使えます。
- シンプルで使いやすいデザイン:クリアなガラスで、焼いたケーキや料理をそのまま食卓に出せます。
- 汚れが付きにくい: ガラスなので焦げ付きや汚れが付きにくく、変色や匂い移りも少ないです。
- お手入れが簡単: 食洗機対応なので、使ったあとの片付けも簡単です。
中身が見える、クリアなガラス製のパウンドケーキ型です。
耐熱ガラスなので電子レンジやオーブンで調理でき、いろいろな料理に活躍します。シンプルなデザインでどんな食卓にもなじみ、焼き上がったケーキをそのまま出せるのも嬉しいポイントです。
iwakiの定番で、焦げ付きや汚れが付きにくく、匂い移りも少ないので長く清潔に使えます。ただし熱の伝わりはおだやかで焼き色は付きにくく、急な温度変化で割れることもあるので、焼き上がりをそのまま冷水につけるような使い方は避けてください。
さらに、このパウンドケーキ型は食洗機対応なので、後片付けもとっても簡単です。



忙しいときでも、手軽にお菓子を楽しみたい人にぴったりの一台です。
| 商品名 | iwaki(イワキ) 耐熱ガラス ケーキ型 パウンドケーキ型 角型 18×8cm用 |
| サイズ | 19.5×8.5×6cm |
| 重さ | 540g |
| 素材 | ガラス |
| 加工 | 加工なし |
| 作れるもの | 焼き菓子から料理まで |
貝印 紙製 パウンド型 大 5枚入
プレゼントにも最適。紙製なので洗う手間も省けます
- クラフト紙製でそのまま焼ける: 金属型がいらないクラフト紙製で、耐熱200度まで対応します。
- ラッピング袋付き: 焼いたケーキをそのまま包めるラッピング袋付き。冷凍保存もできるので、作ったケーキを長く楽しめます。
- シンプルで温かみのあるデザイン: ブラウンカラーのシンプルなデザインで、プレゼントにぴったりなサイズ感(9×20×4.5cm)です。
クラフト紙製なので型を用意する手間がなく、そのままオーブンで焼けます。耐熱200度まで対応しているので、家庭のオーブンでも安心して使えます。
貝印のこの型は、焼いたケーキをそのままプレゼントにできる便利なアイテムです。9×20×4.5cmと渡しやすいサイズで、手作りの温かみが伝わる仕上がりになります。
ラッピング袋もセットになっていて、焼きたてのケーキをすぐに包んで渡せます。袋はポリプロピレン製で耐冷-30度まで対応するので、冷凍保存もできます。心のこもったオリジナルケーキを、ぜひ大切な人に贈ってみてください。
| 商品名 | 貝印 紙製 パウンド型 大 5枚入 |
| サイズ | 20×9×4.5cm |
| 重さ | – |
| 素材 | 紙 |
| 加工 | 加工なし |
| 作れるもの | 焼き菓子 |
遠藤商事 業務用 パウンド型 中 アルスター 日本製 WPU13002


スチールとアルミメッキの良いとこ取り
- スチール(鉄)の丈夫さとアルミの優れた熱伝導性を兼ね備えた良いとこ取りの製品
- 丈夫で歪みにくく、業務用としても使用されている
- 初回使用時には空焼きが必要
- 使用後は水洗いをさけて、布で汚れを拭き取る必要がある
スチールにアルミメッキを施したパウンドケーキ型で、熱の伝わりの良さと耐久性を両立しているのがポイントです。内部までしっかり火が入るので、パサつきをおさえた焼き上がりを狙えます。
一方で、鉄の型なので手入れには少しコツが要ります。
使う前の空焼きと、使ったあとは水分を避けて拭き取ることで、長く良い状態を保てます。



どうしても水洗いしたい場合は、オーブンで完全に乾かしてから保存するようにしましょう。
松永製作所 黄金パウンド型
焼き上がりの良さと型離れは別格
一度使うと戻れないパウンド型
最後にご紹介するのは、「松永製作所」さんの黄金パウンド型です。
松永製作所は、お菓子研究家やパティシエの間で知られる下町の型メーカーです。
兄弟2人で作る型は、お菓子作り好きなら1つは持っておきたい一生モノです。
材料は全て国産。
東京の下町で職人の手によって1つずつ手作りされているので、品質は非常に高いです。
この黄金パウンド型の良い点はなんと言っても、「ブリキ」×「シリコン」の良い所取りな所。
ブリキの熱の伝わりの良さを活かして生地の内部までスピーディーに火を通せるので、水分が飛びきる前に焼き上がり、パサつきをおさえやすいのが強みです。


焼き色に関しても素晴らしく、一度このパウンド型で焼くと、もう他のパウンド型は使えなくなります。
実際に松永製作所の型を使うと、綺麗な焼き色に焼き上がります。
もちろん焼き方やオーブン、レシピでも焼き色は変わるので、型を変えれば全部解決するわけではありません。それでも、型は仕上がりを左右する大事な要素の1つです。
レシピに関してはcottaさんでもいくつか美味しく焼けるものを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。



松永製作所さんとはインスタのコメントでお話ししたことがありますが、とてもこだわりのある素敵な作り手さんでした。
| 商品名 | 松永製作所 | 黄金パウンド型 |
| サイズ | 180×70×H55mm |
| 重さ | – |
| 素材 | ブリキ |
| 加工 | シリコン加工 |
| 作れるもの | 焼き菓子 |
パウンドケーキ型の型紙を敷く方法についても解説
パウンドケーキ型は、型紙を敷きこむタイプが主流となっています。
そのため、毎回型紙を敷き込むことが必要になりますが、綺麗に敷き込むのが結構難しくて、パウンドケーキの仕上がりがイマイチになってしまうことがあります。
ここでは、型紙を簡単にきれいに敷き込むコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
パウンドケーキ型に合わせて、オーブンシートをカットします。オーブンシートは型の裏側から押し付けて、角で印をつけるようにしましょう。
切った紙の四方の角から切り込みを入れます。この時に奥まで切りすぎないように注意しましょう。
カットができたら、型に敷き込みます。型に敷き込む際には、カットした部分を重ね合わせるようにしましょう。
より詳細な解説はYouTubeで紹介していますので、ぜひご覧ください。
お菓子作り初心者におすすめの人気パウンドケーキレシピ
パウンドケーキを作る時に重要なのはレシピです。
どんなに技術があっても、良い型があってもレシピ選びを間違えると上手く作れません。
そこで本記事では、シンプルで作りやすい基本の4同割りのレシピをほんの少しだけアレンジしたもので解説していきたいと思います。
バター生地
- 薄力粉⋯⋯⋯⋯80g
- アーモンドプードル⋯⋯⋯⋯20g
- ベーキングパウダー⋯⋯⋯⋯2g
- 無塩バター⋯⋯⋯⋯100g
- 卵⋯⋯⋯⋯100g
- グラニュー糖⋯⋯⋯⋯100g
シロップ
- 水⋯⋯⋯⋯30g
- グラニュー糖⋯⋯⋯⋯15g
- 洋酒⋯⋯⋯⋯30g
このパウンドケーキのレシピは、シンプルで作りやすいレシピなのでぜひチャレンジしてみましょう。
必要な道具一覧
パウンドケーキを作るに当たって必要な道具を一覧でご紹介します。
- ボウル
- ゴムベラ
- ミキサー(ビーター機能があると便利)
- パウンドケーキ型(16cm×8cm×6cmのパウンド型1台分)
- オーブン
- パウンドケーキクーラー(網台などでも代用可能)
ボウルは中サイズのボウルであれば問題ありません。ミキサーについては、バターや砂糖をクリーム状にするために、ミキサーや泡立て器が必要です。ミキサーがあれば便利ですが、手動の泡立て器でも代用できますので、安心してください。
オーブンについては、ご家庭のもので問題ありませんが、オーブンにも特性があり、焼き色が付きにくかったり焼きムラが発生しやすいなどの特徴を持つオーブンも存在します。
おすすめのコスパが良いオーブンについては、「お菓子作りのオーブンレンジおすすめ4選!初心者に人気の機種やその選び方をパティシエが解説」で選び方から、おすすめ機種まで紹介していますので、参考にしてみてください。



もちろん今お持ちのオーブンレンジでも十分に焼くことができます。
これらの道具がそろえば、パウンドケーキ作りを始められます。準備を整えて、さっそくパウンドケーキ作りに取り組みましょう。
お菓子作り初心者にもおすすめ、シンプルで人気な定番パウンドケーキの作り方
パウンドケーキの作り方をまとめると下のようになります。
- 鍋に水と砂糖を入れてひと煮立ちしたら火からはずし、ラム酒を入れる
- 常温に戻したバターにグラニュー糖を入れて、ハンドミキサーで白っぽくなるまで混ぜ合わせる
- 2の生地に卵を少しづつ入れて乳化させる
- 3の生地にふるっておいた粉類を入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる
- 型紙を引いたパウンド型に4の生地を流し、オーブンで焼く
- 170度のオーブンで40〜45分焼く
- 焼きあがったパウンドケーキがまだ暖かいうちにシロップをハケで全体にうつ
- ラップで包んで一晩置く
ここでのポイントは、バターに卵を少しずつ加えて乳化させることです。乳化とは、バターの油の中に卵の水分を細かい粒として分散させることで、一度に卵を入れて分離させると、粉を加えたときにべたついて膨らみが悪くなってしまいます。つやのあるクリーム状になったのを確かめてから、次の卵を加えてください。
このレシピの特徴は、基本の4同割りの生地の一部の材料を置き換えて、シンプルながらもコクのある仕上がりにしている点です。
4同割りとは粉、バター、薄力粉、砂糖が同じ割合の生地のことをいいます。昔ながらのベーシックな配合なので覚えておきましょう。
詳しくは、「お菓子作り初心者が基本の定番レシピから学ぶパウンドケーキの疑問とコツ」で作り方を詳しく解説していますので、ぜひ見てみてください。


お菓子作りにおすすめのパウンドケーキ型とその選び方のまとめ
この記事では、パウンドケーキの型の選び方とおすすめの型をご紹介しました。型選びで見るのは材質と加工の2つで、日常的に焼くなら15〜18cmのミドルサイズが基準になります。
上でご紹介した型以外でも、ご自身に合った型選びの参考にしてみてください。
また、パウンドケーキを作るコツや型紙の作り方も紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。






















