ジャムがサラサラで上手く作れない!ペクチンが必要なフルーツと入れる量とは?

こんにちは!

製菓理論大好きな”どらかめ”(@kame_okashi)です。

自家製ジャムを作った時に思ったように濃度がつかなかった事ってありませんか?実はフルーツによって、ペクチンの量が違うから起きてしまう事なんです!

そこで、本記事ではペクチンを入れる必要のあるフルーツについてまとめてみました。

目次

【ジャム作りの基本】手作りジャムに必要なペクチンとは?

手作りジャムを作る際に欠かせないのが、ペクチンという成分です。これは果物に自然に含まれており、ジャムが固まるために重要な役割を果たします。ペクチンは水と砂糖と反応することでゲル化し、ジャムに特有の粘度を与えます。このため、適切なペクチンの量が欠かせません。

ペクチンの種類と役割

ペクチンには主に高メトキシルペクチンと低メトキシルペクチンの2種類があります。高メトキシルペクチンは酸と高い砂糖濃度の環境でゲル化するため、一般的なジャム作りに適しています。一方、低メトキシルペクチンは砂糖が少なくてもカルシウムイオンを加えることで固まるため、低糖ジャムに向いています。どちらのペクチンを使うかによってもジャムの仕上がりは異なるため、使用する果物や好みに応じて選ぶことが重要です。

手作りジャムに向かない?!ペクチンの少ない果物とは?

手作りジャムを作る際には、ペクチンの含有量が少ない果物は避けるべきかもしれません。ペクチンが少ないとジャムが固まりにくくなり、ただの甘いソースのようになってしまいます。

例えば、イチゴやチェリー、パイナップルなどがペクチンの少ない果物として挙げられます。

フルーツでジャムを作る時はペクチンを別途入れなくてはうまく濃度が付かず失敗してしまう可能性があるんです。

ペクチンが比較的少ないフルーツ
  • ぶどう
  • ブルーベリー

さらりとした仕上がりにしたいならそれでも良いと思います。

でもクッキーにサンドしたりする場合、サラリとしすぎると上手く扱えないので自分の食べ方にあったジャムを作れるのが理想的ですよね。

ペクチンの少ない果物で作るジャムの工夫

ペクチンの少ない果物を使っても、美味しいジャムを作ることは可能です。

そのためには市販のペクチンを追加したり、ペクチンが豊富な果物を混ぜるなどの工夫が必要です。

レモン汁を加えることで酸度を高め、ゲル化を促進する方法もあります。また、調理時間を延ばすことでも自然に濃度が上がり、ジャムの質感を保つことができます。

以上のような工夫を試みることで、どんな果物でも美味しい手作りジャムを楽しむことができます。

手作りジャムに適しているペクチンが多い果物とは?

みいちゃん

ペクチンを入れなくてもいいフルーツもあるの?

どらかめ

もちろんあるよ!ペクチンが果肉や皮に多く含まれる物はペクチンを後から入れる必要はないんだ♪

ペクチンを多く含むフルーツ
  • りんご
  • レモン
  • オレンジ
  • キウイ

このフルーツは元々のペクチンが比較的多く、しっかりと濃度がついてジャム感が強くなります。

手作りジャムにできる果物のペクチンはどれくらい?

果物に含まれるペクチンの量にはばらつきがありますが、一般的にはリンゴやクランベリーは非常に高いペクチン含有量で知られています。

リンゴの場合、100グラム中約1.5グラムのペクチンが含まれているといわれています。対照的に、イチゴやブルーベリーのような果物はペクチン含有量が低いため、ジャムを作る際には市販のペクチンを追加することがすすめられます。

最も効率的な方法は、同じ量のペクチンを含む果物を組み合わせることです。例えば、リンゴとブルーベリーを一緒に使うことで、両者の良さを最大限に引き出すことができます。

ジャムを作るときにペクチンは果実に対して1%含まれていればいいと言われています。

でもここで問題がありますよね!

先程書いたように果実によって元々含まれているペクチンの量は変わるんですよ。

そこで一般的によくジャムにしそうなフルーツに含まれるペクチン量を大雑把にですが、まとめてみました。

ペクチンが1%以上含まれる手作りジャムに向いている果物

ペクチンが1%以上含まれる果物は、ジャム作りに非常に適しています。このような果物としては、リンゴ、みかん、グレープフルーツなどが挙げられます。

ペクチンはジャムの固さを形成する重要な成分であり、これらの果物を使えば添加物を使わずに自然な固さを実現できます。

また、これらの果物は風味や酸味も豊かで、美味しいジャム作りに最適です。

好みでペクチンを入れてもいい手作りジャムに向いている果物

好みに応じてペクチンを追加することも可能な果物には、イチゴやブルーベリー、ラズベリーなどがあります。

これらの果物は独特の甘みと酸味があり、ジャムにした際に非常に美味しく仕上がります。ただし、これらの果物はペクチンの量がやや少ないため、固さに不安がある場合は市販のペクチンを追加すると良いでしょう。

ペクチンを入れることで、ジャムの固さを調整しやすくなり、自分好みのテクスチャに仕上げることが可能です。

【0.5%以下】ペクチンを入れる必要があるフルーツ
  • 和梨
  • さくらんぼ
  • プラム
  • あんず
  • ぶどう類

この様なフルーツをジャムにする場合は1%までペクチンを入れるとジャムに濃度が付きます。

ジャムに向かない果物には本当にペクチンをいれなくてはいけないのか?

そーた

ペクチンがなかったらジャムは作れないの?

どらかめ

正確にはジャムと呼べないのかもしれないけど、煮詰めて濃度をつければジャムっぽくなるよ♪

ペクチンの少ないフルーツでもしっかりと煮詰め、濃度を濃くする事でジャムに近い雰囲気を出す事は出来ます。

さらにペクチンを入れなくてもペクチンの多いフルーツと少ないフルーツを合わせる事でペクチンを入れなくてもジャムっぽくする事も出来きるんです。

手作りジャム向かない果物でもジャムになるのに必要なペクチンはどこで売っている?

ペクチンは主に富澤商店やcottaで購入する事が出来ます。

他にもペクチンの種類はあるんですがジャムにはHMペクチンがおすすめなのでHMペクチンを購入してみてください!

最後まで読んでくださりありがとうございます。

その他の製菓材料はcottaがおすすめです♪

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