こんにちは!
製菓理論大好きな“どらかめ”です。
手作りでジャムを作るのって楽しいですよね♪ただ、ジャムを手作りした時に気になるのはやっぱり日持ちです。
そこでこの記事ではジャムの日持ちや簡単に作れるレシピなどジャムを作る時の参考になる情報をまとめています。
手作りジャムの日持ちの目安は砂糖の量によって決まる
手作りジャムの保存期限は、使う砂糖の量に大きく左右されることをご存知でしょうか?これは、砂糖が持つ特有の親水性が関係しています。
親水性とは、水分を引き寄せる性質のことで、これによりジャム内部の水分活動を抑え、細菌が繁殖しにくい環境を作り出すのです。
具体的な例を挙げると、フルーツの重さに対して約30%の砂糖を加えた場合、保存期間はおよそ3ヶ月程度になります。
もし砂糖の割合を50%に増やすと、その保存期間は約半年にも延びると言われています。これだけ見ると、手作りジャムの持ちが長く感じられるかもしれません。
しかし、砂糖の量だけに頼るわけにはいきません。まず、ジャムを作る際の衛生管理が極めて重要です。道具や容器は必ず清潔にし、加熱時間もしっかり守ることが求められます。さらに、完成したジャムの保存方法も見過ごせません。
冷暗所で保存するのはもちろんのこと、開封後は冷蔵庫に保管することで、さらに品質を長持ちさせることができます。
総じて、砂糖の効果により手作りジャムの保存期間が延びるのは確かですが、これに加えて適切な作り方と保存方法を守ることで、より安心して長持ちさせることができるのです。自分だけの手作りジャムを楽しむためにも、これらのポイントを押さえてくださいね。
ただ、あくまでも砂糖の効果で腐るのが極端に遅くなるだけなので、保存方法や作り方によっては早くダメになる可能性もあるので注意しましょう。
手作りジャムに必要な材料と器具とは?
手作りジャムを作るには、まず必要な材料と器具を揃えることから始めます。材料には基本的に新鮮な果物、砂糖、レモン汁が必要です。果物は好みに応じて選び、砂糖の量は甘さを調整します。また、ジャムの保存性を高めるためにレモン汁が重要です。
器具に関しては、果物を煮るための大きな鍋、攪拌(かくはん)用の木べら、煮沸消毒した瓶などが必要です。適切な道具を揃えれば、初めてでもスムーズにジャム作りを進めることができます。
手作りジャムに必要な材料とは?
手作りジャムの材料には以下のものが含まれます。
まずは果物です。苺、ブルーベリー、リンゴ、桃など、好みに合わせて選びましょう。約500gの果物で中程度の瓶3~4本分のジャムが作れます。
次に砂糖です。果物の重量の約50%~70%が基本ですが、果物の甘さに応じて調整します。
さらに、レモン汁も欠かせません。レモン汁はペクチンを活性化し、ジャムに適度なとろみを与える働きがあります。大体果物500gに対して大さじ1杯程度が目安です。以上の材料を準備することで、手作りジャムの基礎が整います。
ジャム作りが初めての方でも、この簡単な材料を使って美味しいジャムを作れることでしょう。
- 季節の美味しいフルーツ
- 砂糖
- レモン汁
特に旬のフルーツを選ぶ事はおいしいジャム作りをするポイントです♪
桃やプラム、ぶどうなどのペクチンが少ないフルーツはペクチンが必要になる場合もあるんだよ♪
手作り必要な器具とは?
手作りのプロジェクトを始める際に必要となる基本的な器具は少なくありません。それでは、一般的に手作りの際に必要となる器具について説明していきましょう。
- 木べらやシリコンベラ
- スケール
- 計量スプーン
- 手鍋(酸に強いステンレスかほうろうの鍋)
スケールに関しては無い人もいるかも知れませんがお菓子作りには必須なので必ず用意しておきましょう。
計りに関して、僕のおすすめは0.1gから3キロまで測れるタイプです。
0.1gまで計れるとペクチンとかベーキングパウダーとか少量入れたい時も役に立つよね♪
基本の手作り苺ジャムのレシピ
苺ジャムは、家庭で手軽に作れるシンプルで美味しい保存食です。
甘酸っぱい香りと鮮やかな赤色が食卓を楽しく彩ります。この基本の手作り苺ジャムのレシピでは、最低限の材料と手順で、フレッシュな味わいを楽しめるジャムを作成する方法をご紹介します。
- いちご⋯⋯1パック(300g)
- 砂糖⋯⋯いちごの量の30%(90g)
- レモン汁⋯⋯いちごの量の2~3%(大さじ1/2)
いちごの量によって砂糖やレモン汁の量は変わるからヘタを取った後にいちごの重さを計ってから砂糖の量は決めてくださいね。
基本の手作りイチゴジャムの作り方
手作りのいちごジャムの作り方は下記の通りです。
- いちごを綺麗に洗う
- ヘタを取り計量する
- いちごと砂糖を合わせる
- 火にかけ煮詰めていく
- 粗熱が取れるまで放置して殺菌した瓶にジャムを詰めて完成!
それでは見ていきましょう。
1.いちごを綺麗に洗う
いちごは流水で汚れを落とし、水気をしっかり拭きとる。
皮を剥かずに使うものは流水にかけてしっかり汚れを落としてね
2.へたを取り計量をする
へたを取り除きいちごの重さの30%の砂糖と2~3%のレモン汁を計量する。
3.いちごと砂糖を合わせる
いちごを鍋に入れて砂糖をまぶして30分から1時間ほど放置する。
一晩放置すると浸透圧で汁がいっぱい出て、煮る時間も短縮になるのでおすすめだよ
4.3を火にかけて煮詰めていく
大きく混ぜて中火にかける
- 煮立ちはじめるとアクが出るのでざっと取り除く。
- このまま中火でたまに混ぜながら煮続けると10分ほどで汁がプチプチと高く跳ねる 程度の濃度が付いてくる
- レモン汁を加えて一煮立ち(煮詰めすぎに注意!)
- 冷めると硬くなるのでこの時点でゆるくても大丈夫
5.粗熱が取れるまで放置して殺菌した瓶にジャムを詰めて完成!
粗熱が取れたらしっかりと消毒した瓶に空気が入らない様にジャムを詰めて完成です♪
瓶に詰めなくても砂糖が入ってるから日持ちするけど、冷蔵庫で保存してなるべく早く食べ切ろうね!
手作りジャムの日持ちと基本のレシピのまとめ
手作りジャムの魅力は、フレッシュな果物の風味を存分に楽しめることです。特に砂糖の量によって日持ちが変わるため、保存期間を考慮して作ると、おいしく食べることができます。
また、必要な材料と器具を揃えることで、簡単に始められます。いちご、砂糖、レモン汁などシンプルな材料で作れる苺ジャムは特におすすめです。
作り方の基本手順を守ることで、失敗を防ぎ、風味豊かなジャムが完成します。いちごを洗ってへたを取り、砂糖と合わせて煮詰める過程で、愛情を込めた一品ができあがります。
最後に殺菌した瓶に詰めることで、保存性が高まり、安心して楽しむことができます。
手作りジャムを作ることで日々の食卓が豊かになり、健康的な甘味料としても活用できます。家族や友人にも喜ばれる手作りジャムは、日常のちょっとした楽しみやプレゼントにもピッタリです。初めての方でも、お手軽にチャレンジできるレシピなので、ぜひ試してみてください。
あなたのキッチンで、手作りジャムの素晴らしさを味わってみましょう。