シフォンケーキを作る上で型選びは非常に重要です。
しかし、紙・鉄・アルミなどさまざまな素材があり、選ぶことも一苦労ですね。
そこで、本記事では年間300個以上シフォンケーキを作り続けたどらかめがおすすめのシフォンケーキ型とその選び方を解説します。
シフォンケーキ型の素材の選び方からサイズまで徹底解説しますね
フロントか色々悩むことも多いから期待しているね♪
それでは、シフォンケーキ型の選び方とぼくがおすすめする型を見ていきましょう。
ぼくの結論としては、型の熱伝導率が高く膨らみも良い「アルミ シフォンケーキ型 継ぎ目なし 17cm」がもっともおすすめできる型でした!
シフォンケーキ型の材質の違いとおすすめの選び方
シフォンケーキ型は、軽やかでふわふわなシフォンケーキ作りに欠かせない道具です。
適切な型を選ぶことで、美味しく仕上がるだけでなく、焼きムラや型崩れを防ぐことができます。ここからは、シフォンケーキ型の材質の違いや選び方について解説していきますね♪
シフォンケーキ型の選び方は、主に以下の4つのポイントとなります。
- 型の素材「紙」「鉄」「アルミ」
- 型のサイズ
- つなぎ目の有無
- 型の形で選ぶ
型の素材は紙・鉄・アルミなどがあり、熱の伝わり方やテフロン加工の有無など焼き上がりに影響を与える要素が多く存在します。
アルミニウム製は熱伝導性に優れ、ムラなく焼き上がる一方、シリコン製は柔軟性があり、型からの取り出しやすさが魅力です。しかし、熱伝導性はアルミニウム製に劣るため、焼きムラが生じやすい点に注意が必要です。
また、適正な型のサイズやつなぎ目の有無なども重要なポイントになるため、適当に購入してしまうと後悔してしまう可能性があります。
うーん⋯⋯素材や形を言われてもどうしたら良いのかわからないんだけど⋯⋯
これからしっかりと解説するから大丈夫だよ!
素材やサイズの違いを知っておくと、シフォンケーキが美味しく焼けるようになるので見ていきましょう!
シフォンケーキ型の材質の違いとおすすめ素材とは?
シフォンケーキは水分を多く含んだ生地なので、膨らんだ後に型に張り付かなければ、たちまち萎んでしまいます。
そのため、膨らんだ生地が型に張り付くことが非常に重要となり、型離れの悪い型を選ぶことが重要と言えます。
その上でシフォンケーキ型で使われる材質をまとめると以下の4つとなります。
- 紙
- アルミ
- 鉄(テフロン加工)
- シリコン
それぞれの材質の特徴は以下の通り。
材質名 | 紙 | アルミ | 鉄(テフロン加工) | シリコン |
---|---|---|---|---|
熱の伝わり方 (膨らみ) | × | ◎ | △ | △ |
生地の張り付き | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
サビにくさ | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
耐久性 | × | ○ | △ | × |
手入れのしやすさ | ◎(使い切り) | △ | ○ | ○ |
やはり型に張り付き膨らみやすいという点では、アルミと紙がリードします。
勘違いされている方も多いですがテフロンでもくっつくので問題はありませんが、ただし経年劣化で錆びやすくなったりするので注意が必要です。
以上のような点から、「シフォンケーキの作る頻度」や「ひと手間をかけられるかが選ぶポイント」となることがわかりますね。
味重視ならやっぱりアルミ素材の型が焼き上がりも綺麗でおすすめかな!
紙の素材も型抜きがとても簡単なので、プレゼント用でも活躍しますね!
さらに、用途や使用頻度別に素材の選び方をまとめると以下のようになります。
- 紙
➡︎たまにしか作らず、主にプレゼントする人・型抜きに自信がない人 - アルミ
➡︎美味しいふっくらとしたシフォンを作りたい人・メレンゲ作りに自信がない人 - 鉄(テフロン)
➡︎食品でアルミ素材を使用するのに抵抗がある人 - シリコン
➡︎お手軽に作りたい人・かわいい色のものが欲しい人
このように材質の特性を知ると、あまりお菓子を作らない人は「お手軽」「プレゼントのしやすさ」を重視して「紙」。
少し手間がかかっても美味しく焼きたいひとは、熱伝導率の優れているアルミ型がおすすめ。ということがわかりますね。
初心者は型紙でもOKです。慣れてきたらアルミやテフロン素材のものにチャレンジしていきましょう!
シフォンケーキ型のおすすめサイズ
シフォンケーキ型は、小さいものは直径10cmから大きいものだと21cmのものまで様々です。
各サイズのイメージは以下のようになります。
型のサイズ | 作れる量 | 難易度(多いほど難しい) |
---|---|---|
10cm | 1~2人分 | ★★★★ |
12cm | 2人分 | ★★★ |
14cm | 4人分 | ★★ |
17cm | 6人分 | ★ |
21cm | 10人分 | ★★★★★ |
シフォンケーキはメレンゲを多く使用し、水分も多く含んだ生地のため型のサイズによって作る難易度が変わります。
混ぜ合わせた時に生地が潰れやすく失敗しやすい傾向があり、型のサイズが大きいと焼き上がるまでに時間がかかり生地が潰れやすくなります。
そういった点で基本的に20cm以上のサイズはおすすめしません。
また、逆に10cmの型ですと型に流し込む作業が少し難しく生地が潰れやすくなります。
どちらも慣れてしまえば問題ないけど、初心者は要注意です!
お手入れの簡単さ|シフォン型のつなぎ目の有無
3つめの選ぶポイントはエントツ部分と型の本体につなぎ目があるかどうかです。
エントツと本体につなぎ目があると生地のカスが入り込み不衛生です。洗うのにも一苦労しますので、最初からつなぎ目がないものを選んでおいた方がのちのち楽に使用できます。
また、シフォンケーキ型のお手入れについては、下記のポイントに注意する必要があります。
最近はつなぎ目なしが増えてきたけど、安すぎるものの場合はしっかりチェックしようね!
シフォン型の形|トールタイプもかわいくておすすめ
最近では、トールタイプと言われる通常よりも高さがある型も出てきています。トール型は通常サイズに比べて型の高さが高く、シフォンケーキの高さを出すことができます。
特徴としては、お店で出されるような高さのあるシフォンとなっており、おしゃれな見た目を演出したいのであれば候補に入ってきます。
ただ、普通におやつとして作りたい程度であれば通常のもので問題ないので、ここは好みの問題と言えますね。
個人的には、家庭用であれば通常サイズ、SNSに載せたり、撮影などもしたいのであればトール型もおすすめです。
最初の型選びであれば、通常サイズがおすすめです♪
シフォンケーキ型でアルマイト加工は選ぶべき?
シフォンケーキ型選びの注意点としてアルマイト加工のものと、無加工の物どちらが良いのか?という疑問をよく耳にします。
アルマイト加工は、アルミニウム製品に耐食性や耐摩耗性を向上させるために、表面に酸化アルミニウム層を作る処理です。
アルマイト加工のメリット・デメリットは以下の通りです。
アルマイト加工により、型の表面にできる酸化アルミニウム層が傷や摩耗に強くなり、錆びるのを防ぎ長く清潔に使用することができます。
しかし、アルマイト加工のデメリットとして、アルミ無加工のものと比較すると熱伝導率が低くなり、焼き上がりに若干の影響が出てきます。また、価格もアルミのものより高い傾向にあり、お手入れの簡単さはあるものの、デメリットも多く存在しています。
使用頻度や予算を考慮して、選ぶべきかどうかを検討してください。また、金属製の調理器具を使う際は、アルマイト加工の表面を傷つけないように注意が必要です。
個人的にはアルマイト加工のものはあまり好きじゃないですね!
シフォンケーキ型のおすすめは金属と紙どちら?
先ほど、「型の素材」でアルミか紙がおすすめとお伝えしましたが、ここからはアルミ型と紙型のそれぞれのメリットやデメリットを見て行きましょう。
結論として、個人的にはシフォンケーキ型はアルミをおすすめします。
理由をざっくり解説すると、アルミ型の方が熱伝導率が高くふっくらと焼ける上に、水分が抜け過ぎないのでしっとりとした食感を維持出来るからです。
さらに詳しく見て行きましょう!
シフォンケーキをアルミ型で焼くメリット&デメリット
紙型と比較してアルミ型で焼くメリット・デメリットをまとめると以下の通りになります。
このように焼き上がりの美味しさや、中長期的なコストパフォーマンスを考えるとアルミ型は非常におすすめできます。
型から外すのが少しコツが必要であったり、洗うのにも手間がかかりますがシフォンが綺麗に型から外れた瞬間はとても嬉しい気持ちになります。
お菓子作りの醍醐味を味わいたいならアルミ型一択ですね!
アルミ型は何度も使えるので、愛着がわいてくるのもお菓子作り好きには嬉しいポイントですね♪
シフォンケーキを紙型で焼くメリット&デメリット
紙型のメリットはなんといってもプレゼントのしやすさですが、膨らみにくいというデメリットもあります。
まとめると以下の通りとなります。
紙の型の最大のメリットはなんといってもその手軽さで、紙型であれば型を洗う必要もありませんし、型外しも非常に簡単です。また、型に入れたままラッピングしてプレゼントにも最適です。
しかし、紙型の1番のデメリットはなんと言っても膨らみの悪さです。
やはり熱が均一に伝わるアルミに比べると火の入り方が均一ではないので、膨らみが多少悪くなってしまいます。
熱が入りづらいので、上面が先に焼け固まり上に膨らむ力を抑えこんでしまいます
さらに紙型の場合、長期的に見た時のランニングコストや乾燥しやすいなどの点からもアルミ型と比べた時に見劣りしてしまう点ではあります。
ただ、デメリットとしてシフォンの味にこだわる人や頻繁に作る人にとっては味やコストパフォーマンスの観点からあまり適さないでしょう。
普段はアルミ型を使って、プレゼントの時だけ紙の型で作成するのもありだね♪
おすすめのシフォンケーキ型人気4選
これまでの内容を元に、おすすめのシフォンケーキ型を用途別にまとめてみました。
- 味はもちろん型外しまで楽しみたい人
→アルミ・つなぎ目なしのシフォン型 - 自宅用も作るけど、プレゼント用で作ることが多い
→アルミ型と紙を使い分けるハイブリット - 年に3~4回程度しか作らない人
→紙のシフォン型 - アルミ素材が気になる人
→テフロンor紙
ここからはタイプ別にシフォンケーキの型の選び方をまとめましたので、参考にしてみてください♪
おすすめシフォンケーキ型①|貝印 紙製シフォンケーキ型
シフォンケーキをたまにしか作らない人なら間違いなく紙の型でOKです。シフォンケーキを年間に何回も焼く人ってそんなに居ないですよね。
なので、たまに作るくらいなら場所もとらない使い切りの紙の型がおすすめです。
ただし、紙の型の場合焼き上がりの膨らみに欠ける点や、コストパフォーマンスを考えると少し難が残ります。
よくシフォンケーキを作る人は紙はプレゼント用にするのもおすすめだよ♪
紙型の特徴 | 特徴 |
---|---|
熱の伝わり方 (膨らみ) | × |
生地の張り付き | ◎ |
サビにくさ | ◎ |
耐久性 | × |
手入れのしやすさ | ◎(使い切り) |
サイズ | 17cm |
おすすめのシフォンケーキ型②|貝印 シフォンケーキ型 18cm アルミ
紙のシフォン型に続き、貝印のシフォンケーキ型です。
18cmのちょうどいいサイズ感に、シンプルなアルミ素材を使用しているので価格を抑えつつ、質の高い型となっています。
アルミ型の難しさとしてシフォン型の型抜きがありますが、家で作って家族で食べるというのであれば多少の型抜きの失敗もご愛嬌と言えるかもしれませんね。
家で食べるならアルミ型がおすすめだよ♪
アルミ型 | 特徴 |
---|---|
熱の伝わり方 (膨らみ) | ◎ |
生地の張り付き | ◎ |
サビにくさ | ◎ |
耐久性 | ○ |
手入れのしやすさ | △ |
サイズ | 18cm |
おすすめシフォンケーキ型③|アルミ シフォンケーキ型 継ぎ目なし 17cm
アルミシフォン型でつなぎ目がないシフォン型はお手入れもしやすくおすすめです。
熱伝導率が高いアルミ素材にお手入れのしやすさを追加した優れものです。
シフォンは基本的に型に生地が張り付きやすいので、つなぎ目があると衛生面で少し不安になってしまいます。そういった点でもこの型であれば問題ないでしょう!
頻繁に作る人には特におすすめしたい型となります。
お店でもつなぎ目なしの型を使って作っていたよ♪
おすすめのシフォンケーキ型④|10cm cotta アルミ シフォンケーキ型
お次に紹介するのがcottaから発売している10cmのミニサイズシフォン型です。
実はこのるるぶで紹介されている「おひとりさまシフォン」は筆者のどらかめがパティシエとして商品開発したケーキでとても思い入れのあるものとなっています。
少し、筆者贔屓ですが、この型の良いところはなんといっても小さい型サイズで一人でも楽しめる欲張りなシフォンケーキを作れること。
お気に入りのフルーツとクリームを飾れば大人気間違いなしです。
おもてなしスイーツとしてもおすすめだよ♪
シフォンケーキナイフ 薄型で型をキズつけない
シフォンケーキ型ではないのですが、型外しを楽にしてくれるシフォンケーキナイフをご紹介します。
シフォンケーキナイフは、シフォンケーキ型の型抜きで使えるプラスチック製のナイフです。
ペティナイフなどでも抜くことはできるのですが、型を傷つけてシフォンケーキにアルミがつくこともあります。そういったシフォンの型抜きを簡単にしてくれるのがシフォンケーキナイフとなります。
慣れてない人はシフォンケーキナイフを使うこともおすすめです♪
シフォンケーキをプレゼントする事が多い人はアルミ型&紙型の両使いがおすすめ
誰かにプレゼントするなら紙型の楽チンさにはかないません。
でもせっかく焼いたシフォンケーキなら美味しく食べたいですよね。
そんな欲張りさんには両方を使い分けるのが1番おすすめだね♪
多少コストはかかるかもしれませんがそれで喜ぶ人がいるのなら紙の型を上手く使いこなすのもお菓子作り上級者かもしれませんね。
シフォンケーキの型を選ぶならアルミ型?紙型?メリット・デメリットのまとめ
みんな大好きなシフォンケーキの型の選び方やそれぞれのメリットとデメリットについてまとめました。
ぜひシフォンの型選びの参考にしてみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございます。