お菓子作りにおすすめなオーブンレンジって結局どれを選べばいいかわからないもの。
そこでパティシエ歴14年のぼく(@kame_okashi)が、お菓子作りで最適なオーブンレンジを選ぶ5つのポイントを解説します!
「お菓子作りに最適なオーブンレンジとおすすめの機種」とは?
そーたお菓子作りにおすすめのオーブンレンジってどう選べばいいの?



お菓子作りでは「庫内のサイズ」「温度の幅」「段数」などが重要なのでチェックしよう!
それでは、お菓子作りに最適なオーブンレンジの選び方とおすすめ機種を紹介していきましょう。
ぼくの結論としては、コスパ最強で初心者にもおすすめな「東芝 石窯ドーム ER-YD3000」がもっとも良いとなりました!
お菓子作りにおすすめのオーブンレンジ 8選
早速ですが、パティシエ歴10年の筆者がおすすめするオーブンレンジについてご紹介していきます。それぞれ、スペックや特徴、焼き上がりなどに差があるため、ぜひご自身の用途に合ったオーブンを選んでみてくださいね。
簡単にオーブンレンジを選ぶポイントについて解説すると以下の通り。
お菓子作りのパートナーとも言えるオーブンレンジは、使用目的にあったベストなサイズやスペックの物を購入されることをおすすめします。
そんなわけで、おすすめのオーブンレンジを希望別に何個かまとめてみました♪



ズバリこんな感じだよ♪
シャープ 過熱水蒸気オーブンレンジ RE-SS10-ZW


- 30L大容量&2段調理でたくさん焼ける
- 過熱水蒸気とコンベクションで本格調理
- 高性能センサーであたためムラが少ない
- 庫内フラットでお手入れが簡単
- 本体が大きく設置場所に注意が必要
- 機能が多く操作に慣れが必要
- スチームカップ式で長時間の蒸しは不可
- トースト機能は時間がかかる
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 容量 | 30L |
| サイズ | 幅49.4×奥行43.5×高さ37.0cm |
| 庫内サイズ | 幅40.5×奥行31.5×高さ24.0cm |
| 最高温度 | 250℃ |
| 加熱方式 | 過熱水蒸気(スチームカップ式)、コンベクション |
| 特徴 | トリプルセンサー(赤外線/絶対湿度/温度)、2段調理、庫内フラット、自動メニュー豊富 |
シャープ RE-SS10-ZWは4万円代で30Lの庫内に2段フラットなので、お菓子作り初心者におすすめのオーブンレンジです。
庫内の広さと温度の高さを考慮しても、初心者が満足できるエントリーモデルと言えます。
シャープ RE-SS10-ZWの最大の特徴は“水”を使った調理機能にあり、微細なスチーム機能が食材全体に均一に熱を伝え、焼きムラのない美しい仕上がりが可能です。



250℃までの高温オーブン機能で、パンやクッキー、ケーキなどの多彩なスイーツ作りも簡単に!
デザイン面も考慮されており、スタイリッシュでコンパクトが魅力。インテリアにもなじみやすく、キッチンを彩るアイテムともなります。
機能面では、「コンベクション(熱風循環)タイプ」のオーブンは熱風を庫内で循環させるので、焼きムラを抑えつつ綺麗に焼きやすくなります♪しかし、価格に合わせ余計なものを削ぎ落としており、下準備が楽になる高性能センサーやオーブンの温度幅は高位機種には及びません。
それでもお菓子作りに適した機能を最低限揃えているので、初心者にはおすすめの1台です♪



シャープ RE-SS10-ZWはコスパもよく、初心者にもおすすめの1台ですね♪
山善 スチームオーブンレンジ 25L MRK-F250TSV(B)


- 25L大容量でスポンジ6号や大量クッキー対応
- 250℃高火力でシューやピザも焼ける
- 自動メニュー19種で調理幅広い
- スチーム調理でパンやお菓子がしっとり
- サイズ大きめで置き場所に注意
- 機能はシンプルで細かな調整不可
- 重量15kg超で移動が大変
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 容量 | 25L |
| サイズ | 幅51.3 × 奥行40.3 × 高さ33.2 cm |
| 庫内サイズ | 幅32.9 × 奥行35.0 × 高さ20.5 cm |
| 最高温度 | 250℃ |
| 加熱方式 | ヒーター加熱、オーブン機能あり |
| 特徴 | スチームオーブンレンジ(角皿式)、19種類の自動メニュー |
山善MRK-F250TSV(B)は、2万円台半ばという手頃な価格で、発酵やスチーム調理、トースト機能を備えた多機能モデルです。
オーブン温度は100℃~250℃まで設定可能で、クッキーやピザも手軽に焼き上げます。広々とした庫内とシンプルな操作性で、初めての方にも使いやすいデザイン。コストパフォーマンスに優れており、幅広い料理を楽しめる一台です。
この価格帯でこれほどの多機能を持つオーブンレンジは希少で、お菓子作りを始めたい方に最適です。25Lの大容量なので、18cm(6号)サイズのスポンジケーキやシフォンケーキも余裕をもって焼けるのが魅力と言えますね。



セール時には2万円を切るケースも多いため、安いタイミングであればサイズ、出力ともにおすすめです。
シャープ 過熱水蒸気 オーブンレンジ 23L 1段調理 RE-WF232-W


- コンパクト設計で置き場所に困りにくい
- 過熱水蒸気でパンやお菓子がしっとり仕上がる
- ダイヤル式で直感的に操作できる
- センサー付きで冷凍ごはんも上手にあたため
- 容量23Lで一度に焼ける量は少なめ
- コンベクション機能がなく焼きムラに注意
- 最高温度250℃の維持時間が短い
- 2段調理はできない
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 容量 | 23L |
| サイズ | 幅46.8×奥行38.4×高さ33.8cm |
| 庫内サイズ | 幅37.4×奥行31.0×高さ18.0cm |
| 最高温度 | 250℃ |
| 加熱方式 | 過熱水蒸気(スチームカップ式) |
| 特徴 | らくチン!センサー(絶対湿度)、庫内フラット、1段調理、ダイヤル式 |
RE-WF232-Wは、23Lのコンパクトなサイズながら、110℃~250℃の広範囲な温度設定が可能。発酵モードも搭載しており、小さいサイズでパンやお菓子作りに最適です。
また、私が最もコスパが良いと考えるシャープ RE-SS10-ZWと同シリーズになりますので、安定した機能を持ちつつ、コンパクトサイズになった機種といえます。
さらに、発酵機能も搭載されており、35℃、40℃、45℃の3段階で設定できるため、パンやヨーグルトの発酵も簡単に行えますね。
左右・後ろピッタリ置きに対応しているので、スペースが限られた場所にも設置できます。



価格面でも優れたコストパフォーマンスですね!
パナソニック オーブンレンジ 26L NE-MS4B-K


- 26L容量でスポンジ6号(18cm)も焼ける
- 250℃の高火力で本格的なお菓子に対応
- 40℃発酵機能付きでパン作りも楽しめる
- 重量センサーで日々のあたためが簡単
- スチーム機能がない
- コンベクション機能がなく焼きムラに注意
- 最高温度の維持時間が短い
- 2段調理はできない
オーブンもある程度良いものが欲しいけど、31Lは大きいし、もう少し低価格なものが良いという方は、パナソニック NE-MS4B-Kもおすすめです。
欲しい機能はそのままに、サイズダウンしてよりコンパクトで低価格になった機種。



最大250度まで対応のオーブンは一段しか使用することができませんが、作りたいお菓子は一通り作れるサイズです。
さらに、奥行きが約5cm小さく、一人暮らしでコンパクトな一台が欲しい方にはとてもおすすめです。
また、お菓子作り以外にも食材をしっかりあたため・解凍する機能があり、自動メニューでスピーディーに調理できます。スピード機能により、最大38%の時短が可能で、忙しい朝や夕食準備に最適です。
オーブン機能は上位機種であるシャープ RE-SS10-ZWと同じく250度出るので、ケーキもおいしく焼けます。



省スペースと低価格を魅力に感じる人にはピッタリだね♪
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 容量 | 26L |
| サイズ | 幅50.0×奥行40.0×高さ34.7cm |
| 庫内サイズ | 幅31.9×奥行35.0×高さ21.5cm |
| 最高温度 | 250℃ |
| 加熱方式 | 過レンジ、オーブン、グリル |
| 特徴 | 重量センサー、庫内フラット、遠赤Wヒーター、1段調理、40℃発酵 |
象印 オーブンレンジ EVERINO 26L ホワイト ES-GU26-WA


- 26L容量でスポンジ6号(18cm)も焼ける
- 250℃の高火力で本格的なお菓子に対応
- 4段階の発酵機能付きでパン作りも楽しめる
- 赤外線センサー搭載であたためムラが少ない
- スチーム機能がない
- コンベクション機能がなく焼きムラに注意
- 2段調理はできない
- 奥行きが長めなので設置場所に注意
エブリノES-GU26-WA 26Lは、レンジとグリルを自動で切り替える「レジグリ」機能や、食材を全方位から均等に温める「うきレジ」機能を搭載し、手軽に本格調理を実現します。
全方位加熱でムラなく調理し、揚げ物の再加熱もサクサクに仕上がります♪



お手入れも簡単で、毎日の使用が楽しくなります。
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 容量 | 26L |
| サイズ | 幅48.7×奥行45.4×高さ37.0cm |
| 庫内サイズ | 幅幅37.8×奥行30.9×高さ20.1cm |
| 最高温度 | 250℃ |
| 加熱方式 | オーブン、グリル |
| 特徴 | 赤外線センサー、庫内フラット、4段階発酵、1段調理、「うきレジ」機能 |
シャープ ウォーターオーブンレンジ ヘルシオ AX-XJ1


- 30L大容量&2段調理でたくさん焼ける
- 最高300℃の高温とコンベクションで本格調理
- 過熱水蒸気でパンやお菓子がふっくらしっとり
- 高性能センサーで複数食材の同時あたためも◎
- 本体が大きく、特に高さがあるので設置場所に注意
- 高機能な分、価格が高め
- 操作が多機能で慣れるまで少し時間がかかる
- レンジ機能はあたためが少しゆっくりに感じることも
本機種は、シャープ RE-SS10-ZWの上位機種とも言える機種となっており、ヘルシオの”水で焼く”機能を利用できるオーブンレンジとなっています。
ヘルシオの特徴


シャープのヘルシオは、過熱水蒸気だけでなく、「水で焼く」というコンセプトを持っています。
これは、水を過熱して蒸気にするだけでなく、それをさらに高温に加熱し、300°C以上の過熱水蒸気を生成します。この過熱水蒸気を使って、食材に直接作用させることで、素材の旨味を閉じ込め、油を使わずに焼き上げることができます。
他の過熱水蒸気オーブンは、過熱水蒸気と電気加熱やファン過熱を組み合わせるため、仕組みが違います。



300度以上の過熱水蒸気が食材を包み込むように調理するため、焼きムラが少なく、均一に仕上がりますよ♪
レンジ機能ではトリプルセンサーが最適な加熱をサポートし、冷凍食品も簡単にあたためられます。大容量30Lの庫内で、家族全員分の料理が一度に仕上がる点もポイントが高いですね。
「まかせて調理」機能が本当に賢い!冷凍のお肉と常温の野菜を一緒に並べてスタートするだけで、ちょうどよく焼き上げてくれます。お菓子作りだけでなく、毎日のごはん作りが格段に楽になりますよ。


| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 容量 | 30L |
| サイズ | 幅49.0×奥行43.5×高さ42.0cm |
| 庫内サイズ | 幅39.5×奥行30.5×高さ24.0cm |
| 最高温度 | 300℃ |
| 加熱方式 | 過熱水蒸気(ウォーターオーブン)、コンベクション |
| 特徴 | 64眼赤外線ムーブセンサー、2段調理、庫内フラット、「まかせて調理」機能 |
※注記:300℃での運転時間は約10分間で、その後は自動的に250℃に切り替わります。
東芝 過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム 30L ER-YD3000


- 30L大容量&2段調理でたくさん焼ける
- 300℃の高火力と石窯ドームで本格的な焼き上がり
- 高性能センサーであたためムラが少ない
- 庫内コーティングでお手入れが楽
- 機能が多く操作に慣れが必要
- 高機能な分、価格が高め
- 本体が大きく設置場所に注意が必要
- 給水カセット式だが長時間の連続スチームは不可
東芝 石窯ドーム 30L 300℃ ER-YD3000は30Lの庫内に2段フラットはもちろん、オーブン機能に関しては4万円台ながら、10万円台の高位機種と同じパワーを持つ機種。
300度まで出すことの出来る東芝 石窯ドーム 30L 300℃ ER-YD3000は250度までのシャープ RE-SS10-XWと比べるとハイパワーなため予熱や、オーブンを開けた時の再加熱する時間が短く、早くキレイに焼き上げることができます。
また、熱風コンベクション機能により、庫内温度の安定性が高く、シュー生地やシート生地がふっくらとキレイに焼き上がります。
さらに東芝 石窯ドーム 30L 300℃ ER-YD3000は背面・左右がピッタリと設置できる仕様になっているため、同様のサイズの機種よりも省スペースで設置することができます。
石窯ドームなのでパン作りにも適しているため、将来的にパン作りもしていきたい人には、最もコストパフォーマンスに優れた機種と言えます。





最高位機種には手が出ないけど、お菓子はしっかり作りたい人におすすめできるね!
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 容量 | 30L |
| サイズ | 幅49.8×奥行39.9×高さ39.6cm |
| 庫内サイズ | 幅39.4×奥行31.4×高さ23.2cm |
| 最高温度 | 300℃ |
| 加熱方式 | 過熱水蒸気(ウォーターオーグリル、過熱水蒸気、コンベクション) |
| 特徴 | 8つ目赤外線センサー、2段調理、庫内まるごと遠赤、とれちゃうコート |
パナソニック ビストロ スチームオーブンレンジ NE-BS8A-K


- 30L大容量&2段調理でたくさん焼ける
- 300℃の高火力とコンベクションで本格的な焼き上がり
- 給水タンク式スチームでパンやお菓子がしっとり
- 高性能センサーで複数食材の同時あたためも得意
- 本体が大きく設置場所に注意が必要
- 高機能な分、価格が高め
- 操作が多機能で慣れるまで少し時間がかかる
- 給水タンクなどお手入れ箇所が多め
ビストロ NE-BS8A-Kの特徴は、温度幅の広さと温度センサーによって手間をはぶける様になること。
お菓子作りから本格的な料理まで幅広く対応できるオーブンレンジです。オーブン機能では、70度〜300度と広範囲で出せるので、乾燥焼きを必要とする焼きメレンゲやドライフルーツも自由に作れるんです。
多彩な自動調理メニュー機能が特長で、フレンチトーストや手作りピザ、クリームシチューなど、様々な料理を作ることができ、パナソニック独自の「遠赤外線ヒーター」を搭載してにより、外はさっくり内はもっちりとした焼き上がりを実現します。
また発酵機能も充実していて、庫内を30度〜65度に5度刻みで設定することで冬でも自由に発酵をさせることが出来ます。
さらに予熱時間を教えてくれる機能もあるので、生地作りや準備がスムーズに進めることができる点もポイントですね。
ビストロ NE-BS8A-Kの特徴はオーブン機能だけではありません。
お菓子作り以外にも「自動調理」や「とろみセンサー」、「高性能温度センサー」が素晴らしく毎日の食事作りに活躍すること間違いなしと言えます。
下準備や湯煎の必要がなくなる「高性能温度センサー」は家庭でお菓子作りをする場合、とても便利な機能です。


バターを常温に戻す手間や、湯煎を準備する手間を考えると、購入する価値のある機能と言えます。


高さ45cm空間に大容量30Lをが置けます。



お菓子作り以外にも毎日のご飯作りにも活躍できる一度は買いたい1台だね♪
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 容量 | 30L |
| サイズ | 幅49.4×奥行43.5×高さ37.0cm |
| 庫内サイズ | 幅39.4×奥行30.9×高さ23.5cm |
| 最高温度 | 300℃ |
| 加熱方式 | グリル、過熱水蒸気(給水タンク式)、コンベクション |
| 特徴 | スイングサーチ赤外線センサー、2段調理、凍ったままグリル、ワンボウル調理 |
お菓子作りにおすすめのオーブンレンジ:スペック一覧表
おすすめのオーブンレンジのスペックをまとめるとこの通り。
| 製品名 | オーブン 温度 | 庫内容量 | 段数 | 固体サイズ | その他の特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| シャープ RE-SS10-ZW | 250度 | 31L | 2段 | 幅49.4×奥行43.5×高さ37.0cm | ・鉄板2枚付き |
| 山善 MRK-F250TSV(B) | 250度 | 25L | 1段 | 幅51.3 × 奥行40.3 × 高さ33.2 cm | ・低価格で25Lサイズ |
| シャープ RE-WF232-W | 250度 | 23L | 1段 | 幅46.8mm×奥行38.4mm×高さ33.8mm | ・23インチ最小サイズ |
| パナソニック RE-WF232-W | 250度 | 26L | 1段 | 幅50.0×奥行40.0×高さ34.7cm | ・鉄板1枚付き |
| 象印 EVERINO RE-WF232-W | 250度 | 26L | 1段 | 幅48.7×奥行45.4×高さ37.0cm | ・鉄板1枚付き ・浮レジなど、他のメーカーにはない機能が満 ・長く使える一台 |
| ヘルシオ AX-XJ1 | 300℃ | 30L | 2段 | 幅49.0×奥行43.5×高さ42.0cm | ・鉄板2枚 ・アルミホイルを利用可能 |
| 東芝 石窯ドーム 30L ER-YD3000 | ~300度 |
30L | 2段 | 幅498mm×奥行399mm×高さ396mm | ・ハイパワーで予熱が早い |
| ビストロNE-BS8A-K | 80~300度 | 30L | 2段 | 幅470mm×奥行360mm×高さ370mm | ・センサーによる細かい温度設定ができる |
やはり、お菓子作りには30L以上で2段の機種がおすすめと言えます。
オーブン選びで気にすることは、オーブンの最高温度とお好みの追加の機能やハイパワーで予熱が早いなどのオーブンを選ぶのがおすすめですよ♪



自分にぴったりあったオーブン選びの参考にしてね♪
おすすめメーカー別のオーブンレンジの特徴
お菓子作りを楽しむなら、オーブンレンジの性能は重要なポイントです。
ここでは、下記の人気メーカーのオーブンレンジシリーズを紹介します。
- シャープの「ヘルシオ」シリーズ
- パナソニックの「ビストロ」シリーズ
- 東芝の「石窯ドーム」シリーズ



それぞれの特徴を見ていこう!
おすすめメーカー|シャープの「ヘルシオ」オーブンレンジシリーズ
シャープの「ヘルシオ」は、特に健康志向のお菓子作りに最適なオーブンレンジです。
水蒸気を使って焼き上げる「ウォーターオーブン」機能が特徴で、ケーキやパンをしっとりとした食感に仕上げます。特にスチームの力で焼きムラを防ぎ、均一に熱が伝わるため、スポンジケーキやシフォンケーキなどがふっくらと焼き上がる点が好評です。
使い勝手としては、スチーム量の調整がやや難しいと感じることもありますが、基本的には「まかせて調理」機能に頼ることで失敗が少なくなります。
おすすめメーカー|パナソニックの「ビストロ」オーブンレンジシリーズ
「ビストロ」シリーズは、ふっくらとした焼き上がりを求める中級者に人気のオーブンレンジです。
特にスチーム機能を活用した蒸し調理に優れており、パンやケーキがしっとりと仕上がります。また、64眼スピードセンサーを搭載しており、焼き加減を細かくコントロールできるため、クッキーやタルトの表面を均一にカリッと焼き上げることができます。
省スペース設計でありながら、操作もシンプルで、キッチンにスペースが限られている方にもおすすめです。
おすすめメーカー|東芝の「石窯ドーム」オーブンレンジシリーズ


東芝の「石窯ドーム」シリーズは、最高300℃の高温調理が可能で、プロ仕様の焼き上がりが期待できるオーブンレンジです。
特にクッキーやタルトのような焼き色が重要なお菓子作りにおいて、香ばしく仕上げることができる点が評価されています。
また、ねらって赤外線センサーにより、庫内全体を1024箇所で精密に温度管理し、長時間使用しても温度が安定しています。これにより、焼きムラが少なく、シュー生地やメレンゲのような繊細な焼き加減が求められるレシピにも対応できます
お菓子作りにおすすめのオーブンレンジの選び方!初心者も知るべきポイント


オーブン選びの時にまず、考えなくては行けないのが「ターンテーブル」か「フラット庫内」のタイプなのかという点。
年に一回作るくらいなら、ターンテーブルで十分ですが、よくお菓子作りをするならフラット庫内のオーブンがおすすめです。
「ターンテーブル」と「フラット庫内」での違いを、作れるお菓子や一度に焼ける量で分けるとこんなイメージ。
「シート生地も焼ける」「一度に焼ける量が違う」などを考えると、フラット庫内のオーブンを選ぶのがおすすめです。



まずはフラット庫内のオーブンレンジを選ぼう!
- ターンテーブル庫内とフラット庫内の違いとは?
- お菓子作りに必要なオーブンのサイズと段数とは?
- 300度以上出る機種でふっくら焼き上がる理由とは?
- 【お菓子作りは年に何回?】良く作るなら2段30Lのオーブンがベスト!
- 料理もお菓子も効率よく作りたい人が知っておくべき機能とは?
それではこれらのポイントを、もう少し詳しく見ていきましょう。
1.お菓子作りにおすすめのオーブンレンジのサイズと段数とは?
お菓子作りにおいて、最適なオーブンレンジを選ぶことは、仕上がりのクオリティに直結します。
結論から言うと、「2段30Lのオーブンレンジ」が非常におすすめ。その理由は、庫内のサイズと容量が、焼きムラを防ぎ、お菓子を理想的に焼き上げるために重要だからです。
20L以下の小型オーブンレンジは一度に焼ける量が少なく、ケーキによっては作れない生地もあります。
特に、シュー生地やスポンジケーキのようにしっかりとしたふくらみが必要なものでは、庫内が狭いと温度が均一に伝わらず、焼き色にムラが出てしまうことも⋯⋯
- 一度に焼ける量が少ない
- 作れない生地もある
- 焼きムラを防ぎにくい
また、お菓子作りを頻繁にする人にとっては一度に焼ける量も重要ですよね。
また、2段オーブンでは、複数のトレイに生地を配置しても、均等に熱が行き渡る設計になっているため、どの位置に置いた生地も均一に焼き上がります。時間の効率も良くなるので、大量のクッキーや2つのケーキを焼く際にも、ストレスなく役立ちます。
つまり、1段のオーブンと2段のオーブンを比べると単純に2倍焼ける事になる上に、焼きムラだって防ぎやすくなるというという利点がありますね♪



一度に全部の生地を焼けるし、熱もよく回るから失敗も減るよね♪
2.パンやお菓子作りのオーブン加熱温度は250度以上がおすすめの理由とは?


オーブンレンジの温度調整機能は、お菓子作りにおいて非常に重要ですね。
温度が安定していないと、シュー生地やメレンゲなど、繊細な焼き上がりが求められるお菓子に影響が出ます。
シュー生地を例にとると、初めの加熱が強すぎるとふくらみが不十分になり、逆に温度が低いと水分が蒸発せずにふくらみが妨げられます。
シュー生地とオーブンの関係性
シュー生地の焼成には、適切な温度管理が不可欠です。30Lの大容量オーブンレンジが特に有利なのは、この温度管理において安定した環境を提供できる点にあります。
シュー生地は高温で一気に膨らませ、その後温度を下げて内部をじっくりと焼き固める必要があります。容量の小さいオーブンでは、庫内の空気が狭く、熱が均一に行き渡りにくいため、焼きムラが発生しやすくなります。一方、30Lのオーブンなら、庫内全体に均等に熱が回るため、シュー生地全体が同じペースで膨らみ、しぼみにくくなります。
大容量オーブンは温度の急激な変化を避けられるため、シュー生地のように繊細な焼成を必要とするお菓子に最適です。庫内が広いことで、熱が安定し、結果的に焼き上がりが安定しやすくなるのです。
また、蒸気を適切に抜くことができるオーブンでは、ふくらみがよくなるため、庫内の蒸気管理も重要な要素です。お菓子を焼く際の適切な温度は、通常160~200度程度ですので、250度以下のオーブンであれば生焼けになることはありません。
ただし、高温のオーブンを使用することで、生地の膨らみを良くしたり、開閉時に温度がすぐに戻るため、生地を美しく焼くことができます。


最初の数分間を高温で焼くことで、外側が焼きかたまる前に中が膨らむことで、ふっくらとした生地になります。



高温(300度)が出ると生地のふわふわ感も自由にできるんだね♪
さらに大切な事は、高温が出せることだけではありません。
低温(80度)を出せることによって、調理の幅を広げるために非常におすすめです。もし本格的なお菓子作りをするつもりなら、低温設定も忘れずに確認しておくことが大切です。
低温が設定できるオーブンレンジは、調理の幅を広げるために非常におすすめです。
乾燥メレンゲやドライフルーツなど、素材の水分をじっくり飛ばす調理に最適で、焦げや縮みを防ぎつつ、見た目や食感を美しく仕上げられます。繊細な調理を楽しみたい方には、低温機能付きのオーブンレンジは非常におすすめと言えますね。



お店で買うと高いオランジェットも家なら安く作れるよ♪
3.お菓子を頻繁に作るなら2段30Lのオーブンレンジがおすすめ
3つ目に重要なポイントは、お菓子を作る頻度がどのくらいなのかという点です。
クリスマスだけケーキを作りたいという人が、2段30Lのオーブンを購入しても無駄になる可能性大です。
しかし「家族の誕生日やおやつ、お友達にプレゼントをする時にも使いたい!」という方にとっては、30L以上のものが適正サイズと言えます♪
オーブン選びにおいて「自分がお菓子作りをどれくらいするのか?」は非常に重要な要素ということですね。
さらに、30Lのオーブンは、お菓子作りだけでなく、ロースト料理やパン作りにも対応できる多用途性が魅力です。頻繁にお菓子作りを楽しむ方や、幅広い料理に挑戦したい方には、2段30Lのオーブンを強くおすすめします。



お菓子作りを頻繁にするなら30L以上のものがおすすめ!
4.料理も作りたい人向けのオーブンレンジ選びのおすすめポイント


普段からお菓子作りだけでなく料理も楽しむなら、高性能なオーブンレンジを選ぶのも一つの手です。
「自動調理」や「とろみセンサー」、そして「64眼スピードセンサーによる温度管理」を搭載した高位機種【ビストロ NE-BS8A-K】は、日々の料理はもちろん、パン作りにも活躍する多機能モデルです。
さらに、【東芝 石窯ドーム 30L 300℃ ER-YD3000】や【ビストロ NE-BS8A-K】のような高性能センサーを備えた機種では、バターやチョコレートの温度を自動で最適に調整してくれる機能も搭載されています。これって、お菓子作りをする人にとってはまさに画期的ですよね!


バターを常温に戻したり、チョコを滑らかに溶かす作業を一台でこなせるので、手間がかかる工程もスムーズに進みます。お菓子作りを頻繁にする方には、バターを常温に戻したり、チョコを溶かす作業がレンジ一台できるのでお菓子作りに役立つおすすめ機能と言えます。



バター出し忘れちゃうから助かるよね♪
初心者におすすめのオーブンレンジの選び方とは?
お菓子作り初心者にとって、オーブンレンジ選びのポイントはシンプルな操作性と、基本的なお菓子作りに対応できる機能を備えていることです。以下の特徴を持つ機種がおすすめです。
- 均一な焼き上がりが期待できる機種
- 自動調理機能
- 庫内の広さ
- お手入れが簡単
- 発酵機能
- 低温調理機能
オーブンレンジを選ぶ際は、使いやすさと手入れのしやすさが重要です。
直感的な操作パネルがついているオーブンは、初心者でも簡単に設定でき、スムーズに調理が進みます。また、庫内がフラットで、取り外し可能なトレイがあると掃除が楽で、清潔に保てます。
さらに、発酵機能や低温調理機能があると、パンやドーナツの発酵やチョコレートの溶解が簡単にでき、初心者でもプロ並みの仕上がりを期待できます。
初心者には、焼きムラを防ぐために熱が均等に行き渡るオーブンが理想的です。特にクッキーやケーキなど、均一な焼き色が重要なお菓子を作る場合に、この機能があると仕上がりが安定します。
オーブンレンジでのお菓子作りの注意点とは?





オーブン選びでは個体別に焼きムラがある点を想定しておく必要があります!
焼きムラは個体によって変わるので、買ってみないとわからないのもオーブンの難しい所ですよね。
焼きムラとは、オーブン庫内での熱の分布が均一でないために、一部だけが焦げたり、逆に生焼けになってしまう現象のことを指します。オーブンは個体ごとに特性が異なるため、焼き具合をコントロールするには、そのオーブンの特性をしっかりと理解することが重要です。
オーブンは個体別に焼きムラがあるので、オーブンの特性を理解して焼き具合をコントロールしましょう。
焼きムラを調整するには?
焼きムラを防ぐためには、いくつかのプロのコツがあります。
まず、オーブンの温度を均一に保つために、しっかりと予熱を行うことが重要です。また、食材同士の間隔を空けて配置し、熱が均等に行き渡るようにすることも大切です。
焼き途中で食材の向きを素早く変えることも、焼きムラを軽減する効果的な方法です。これらのポイントを実践することで、プロのような仕上がりを目指すことができます。



上下で入れ替えることで、焼きムラが調節できるようになりますね!
お菓子作りにおすすめのオーブンレンジとパティシエの選び方まとめ
お菓子作りをしていく上でオーブン選びは超重要で、特に庫内の容量や何段かが大切なんです。
今回の記事で紹介した2段30Lのオーブンレンジであれば、どれも満足の行くお菓子作りが出来るようになります。ぜひ参考にして見てください!
最後まで見て下さってありがとうございます。
どらかめ(@kame_okashi)でした。












































