こんにちは!
お菓子作り大好きなどらかめ(@kame_okashi)です。
みなさんはスーパーで買った桃が熟しても硬かった経験ってありませんか?




そんなわけで本記事では硬い桃の品種とオススメの食べ方について解説しています。


固い桃(硬い桃)と柔らかい桃は何がちがうの?
桃は柔らかくなる品種と硬いまま熟していく品種があります。
柔らかく熟す品種は主に以下の4つ。
- 白鳳 出荷時期→7月中頃から8月前半まで
- 清水白桃 出荷時期→7月下旬から8月上旬まで
- 浅間白桃 出荷時期→7月下旬から8月上旬まで
- 加納岩白桃 出荷時期→7月上旬から中頃まで
白桃系の品種は柔らかくて甘い桃なので、ジューシーでとろける様な舌触りが好みの方にはおすすめ。
出荷時期では7月から8月前半頃までにスーパーなどに並ぶ事が多く、出始めの桃は白桃系である可能性が高いと言えます。



白桃系の柔らかい品種の熟し具合の見極めはどのくらい?
これはすごく簡単で、桃の表面を少し指で押して軽く凹むくらいであれば、熟している桃と言えます。
また、皮をむく時に手で引っ張って皮が剥がれたら完熟している証。
食べる前に、冷蔵庫で数時間冷やしてから食べるのがおすすめです♪






- 桃を買うときは品種をしっかり確認する
- 指で押して見て熟し具合を確認する
- 固ければ常温で追熟する
- 食べる数時間前に冷蔵庫にいれて冷やす
固い桃(硬い桃)の品種と特徴とは?
果肉が硬めの品種は主に以下の5つ。
- あかつき 出荷時期→7月下旬から8月後半まで
- 川中島白桃 出荷時期→8月上旬から9月上旬
- なつっこ 出荷時期→8月上旬から
- 暁星 出荷時期→7月下旬頃から
- 長沢白鳳 出荷時期→8月上旬から
このような品種は固くても甘く、シャキシャキとした食感が楽しめます。
また、この品種の桃は加工にも適しており、ジャムやシロップ漬けなど多く活用されています。



固い桃(硬い桃)の品種が食べきれない時の美味しい保存方法
桃を一度に大量に頂くことがあった場合、すぐに食べきるのは難しいですよね。
切っておいても茶色く酸化してしまうし、常温で置いておいても腐ってきてしまいます。
そんな時にオススメの保存方法は2つ。
- 桃をシロップに浸けてコンポートにする
- 自家製のジャムにしてしまう
それぞれ、レシピを踏まえて見ていきましょう♩
方法① 固い桃(硬い桃)におすすめ!桃の自家製シロップ漬け
桃は空気に触れて酸化すると、茶色くなります。






表面を酸性にするのに1番手っ取り早いのが酸性のシロップに漬け込んでしまうことです。
酸味というと、レモンジュースや酢などを思い浮かべると思います。
しかし、今回はパティシエらしくアスコルビン酸とクエン酸を使っていきます。



クエン酸とアスコルビン酸はどちらもビタミンに由来するもので酸味の元とも言えるものです。
単体で舐めるとすごく酸っぱいのでびっくりしますが、この酸味のお陰で桃が変色にしなくなるんですね。



固い桃(硬い桃)も柔らかい桃も変色を防ぐシロップのレシピ
それではさっそくレシピを見ていきましょう。
桃の変色を防ぐシロップ
- 桃・・・・・・・・10個
- 水・・・・・・・・950g
- 砂糖・・・・・・・400g
- クエン酸・・・・・3g
- アスコルビン酸・・1.5g
作り方は以下の通り。
- 水と砂糖を鍋に入れて火にかけます。
- 砂糖がしっかり溶けたらクエン酸とアスコルビン酸を加えます。
- 熟した桃の皮を剥き粗熱を取ったシロップに漬け込みます。この時空気には触れないようにするのがコツです。
- あとは冷蔵庫で保存しましょう。これで2週間くらいは美味しく食べる事が出来るんです。
ご家庭にはクエン酸やアスコルビン酸は無いと思いますので、レモンジュースで代用してもOKです。
レモンジュースならクエン酸とアスコルビン酸を足した量の5倍ほどで大丈夫です。



方法② 固い桃(硬い桃)でも熟しすぎてもOK!自家製桃ジャムとは?
桃のジャムを作る方法もおすすめです。
なかなか桃を使ったジャムって市販されてませんよね。
そこで、この機会に桃のジャムを作るのも楽しいし美味しいんです。
固い桃(硬い桃)でもおいしい自家製ジャムのレシピ
桃を使ったジャム
- 桃・・・・・・・・4個
- 砂糖・・・・・・・180g
- レモン汁・・・・・15g
- ペクチン・・・・・3g
作り方は以下の通り。
- 桃をボールに貯めた水に15分ほど浮かべて汚れを落とす。この時産毛は取るように軽くこする。
- 桃の割れ目から切れ目を入れて十字にぐるりと包丁を入れて、ひねって果肉を外し手鍋に入れる。種は別で取っておく。
- 桃の正味量の15%の砂糖とレモンを2の手鍋に加えて10分ほどおいておく。
- 手鍋にとっておいた種を加えて軽く混ぜながら中火で加熱していく。
- アクを取りながらとろりと桃が崩れるまで加熱していく。種はこの時点で取り除く。



かんきつ類はペクチンがたくさん含まれているので、ペクチンがない時はレモンやグレーフルーツと桃を合わせてジャムにするのもおすすめです。
ジャムやペクチンについて詳しく知りたい人はこちらの記事もおすすめです。




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- 固い品種の桃は固くても甘くて美味しい
- 桃を美味しく保存出来るシロップは酸性にする事が大切
- 桃ジャムにはペクチンの添加も出来るとベスト
- 桃が固いかどうかは品種と熟し具合による