現役カフェ店長が教えるカフェ開業のコンセプト~3つの考え方~

こんにちはかめです。

皆さんはカフェ開業したいなぁと思う事はありますか?お洒落な空間でゆったりのんびりコーヒーでも入れながら、、、大好きなケーキをゆっくり作りながらなんて想像するとすごく楽しいですよね。

でも漠然とカフェと言ってもいろんなお店があるし自分に何ができるかイマイチわからないって人も多いはず。そこで今日はカフェ開業のための一番最初に考えなくてはいけないコンセプトの決め方について見てみましょう。

目次

カフェ開業の第一歩、カフェコンセプトの3つのルールと考え方

飲食店と言ってもたくさんの業種のお店がありますよね。

そこであなたはカフェという業種を選んだわけですが、カフェにもいろんなお店があります。

ではあなたはどんなお店をやりたいのでしょうか。コンセプトを決めないお店はほぼ100%潰れます。それくらいお店の芯になる部分ですので3つのルールを参考にしながら考えてみましょう。

カフェだからなんでも屋は失敗の元

お客さんの間口を広げようとなんでも手広くメニュー化する人がいます。それは絶対にやめましょう。あなたの強みをアピールする事が出来ません。それではコンセプトを伝える事とは真逆になってしまいますよね。

つまり客さんも何にお金を使えばいいかわからなくなってしまうので、結果として売上は伸びません。

「なんでもあった方がお客さんが選ぶ時に選択肢が増えて良いんじゃないの?」

なんて声が聞こえて来そうですね。確かになんでも食べられるお店は利便性がありますし、誰と行く時でも利用できるかもしれませんね。

でもちょっと待ってください。あなたにそれが100%の力で全て作り上げていけますか?多くの人は難しいと思います。というか僕も無理です。

今日本には数え切れないほどの飲食店があり、3年のうちに廃業する確率は8割にも登るそうです。それだけ飲食店があるならあなたにしな出来ない強みを活かしたお店にした方が他店舗との差別化にもなりますよね。

例えば

  • 和食が食べたい人
  • 洋食が食べたい人
  • 麺類が食べたい人
  • 焼肉が食べたい人
  • 寿司が食べたい人

すべての人を満足させられるお店は存在しませんよね?ですから、あなたの売りたいもの自信のあるものをコンセプトにしてお店作りをしていけばいいんです。この際なんでも屋は大手のファミレスに任せちゃいましょう!

専門的な知識があるならそれに特化したカフェを!

例えば

  • パフェ専門
  • カレー専門
  • サンドイッチ専門

料理に限らず

  • ボードゲームカフェ
  • 鉄道カフェ
  • 動物カフェ
  • 家具×カフェ
  • ブックカフェ
  • お風呂カフェ

などいくらでもあると思います。あなたの好きとカフェを融合させたコンセプトも面白いですよね。

来てほしいお客さんの姿をイメージする

コンセプト3つのルールの2つ目はターゲット層を考える事です。ターゲット層を決まるためにはどんな人に来てほしいのか考えます。具体的にイメージできるとよりいいんです。

例えば
20代前半独身
会社員の女性
年収は300~400万くらい
会社近くでランチ、仕事終わりには女子会もたまに参加する

ここまで考えるとどうでしょう。

店内の内装は若い女性が好みそうなお洒落な空間でメニューはサラダやパンなど女性の好みそうなランチ。
ディナーには女性限定のちょっとお得なコース料理やサングリアなどの飲みやすいアルコール

と簡単にここまで考える事が出来るようになります。

注意 ターゲット層とコンセプトや立地がかみ合わないとお客さんが求めている事とあなたが出来る事の差が大きくなり苦戦する事になりますので気をつけましょう。

お客さんが来るシチュエーションを考える

みなさんがカフェを利用する時お店選びで考える事は何ですか?

  • 値段
  • 場所
  • メニュー
  • 雰囲気

いろいろありますが、それってつまり誰(どんな間柄)と、どんな時に利用するかって事ですよね。

誰とどんな時に利用するのかをお客さんに与えてあげない限りお客さんがあなたのお店を選ぶ事はありません。

お一人様向けの静かな店内でコーヒーにこだわるカフェに大人数の友人と行く事はないと思います。また彼女と初デートでいくカフェで庶民的な低価格のカフェにはよっぽどの事が無い限り行きませんよね?

雰囲気もそれなりによく価格帯もコーヒー 一杯500~600円のお洒落なカフェに行くはずです。他にもシチュエーションを間違ったお店作りをするとお客さんの要望とマッチしなくなり、売上は伸ばす事は出来ません。

つまりほとんどの人は利用動機(誰とどんな時)に応じて使える予算をある程度決めていて、その予算内でどんなお店を利用するかを選択しているんです。

そこを間違ったり曖昧なまま開業してしまうと失敗する原因になりますので気をつけましょう。

 

  1. なんでもあるお店の方がお客さんの間口が広いと思われがちですが自分の得意な事をお店や商品にしお客さんにアピールしましょう。
  2. 来てほしいお客さんをイメージしましょう。あなたがこれから始めるお店はどんな人に利用して欲しいですか?あなたの得意な事に共感が持てる人だとなおいいですね。
  3. お客さんが来店するシチュエーションを考えます。どんな時に来てほしいですか?デートだったり1人朝ご飯だったり、友人とお茶としてだったり考えるとアピールしやすくなりますね

 

コンセプトを考えてみてどうでしょうか?だんだん自分のお店の形が見えてきてわくわくして来てたらコンセプト作りは成功ですね。

コンセプトはよーく考えれば考えるほどお店の軸がしっかりしてきて何か決断をする時に非常に役にたつんです。

オープン前には立地やメニュー、営業時間などお店の基本の部分に関わり、オープン後も接客の仕方やイベントの企画の仕方などたくさんの事に利用できますね。あなたにとってとても大きな財産になりますのでぜひじっくり考えてみてください。

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